お久しぶりです!
元休職教員レズビアンブロガーのさーちゃんです(*^^*)
「元休職教員」っていうのは、実は2月から私は職場復帰をすることができ、現在は現役教員として日々職務を遂行しております。
職場復帰してからというもの、中々ブログを更新できずにいたのですが(更新したいことは山ほどあるのに!!(笑))、今日はどうしても書き残しておきたいことがありました。
それが「ここいろhiroshima」の第1回目の開催です!
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「ここいろhiroshima」は、「こころとからだもいろいろ。彩り豊かでええじゃん!」をモットーに、セクシュアルマイノリティ特有の「心と体」・「自分の性」について「生きづらさ」を感じている子どもたちとその保護者のためのサポート・コミュニティスペースを提供します。
モットーにある「こころとからだ・いろいろ・彩り」の頭文字をとって「ここいろ」です。
https://sa-chan.net/post_lp/cocoiro-hiroshima/
私とあっきーこと當山敦己くんと2人でひっそり立ち上げた「ここいろhiroshima」。
今日はその第1回目の開催日でした。
正直、会が始まる14時まではドキドキだったし、不安もいっぱいありました。
ですが、最初に書いておきます。
本当に最高の会になりました!!
控えめに言っても、こんなにあったかいコミュニティって他にあるの!?ってぐらい、笑顔の絶えない朗らかな会になりました。

きっと、これからずっと後悔するぞ!!
「鉄は熱いうちに打て」とは、まさに今の私のハートのこと。
- なぜ「ここいろhiroshima」を立ち上げることになったのか
- 立ち上げから準備期間の間の裏話
- 今日の「ここいろhiroshima」での出来事の一部始終
今回の記事は、無事開催することができた「ここいろhiroshima」の立ち上げから開催までの秘話をシェアしていこうと思います。
始まりは「OUT IN JAPAN」と「スタバ」から

私があっきーと出会ったのは、昨年の12月に広島で開催された「OUT IN JAPAN」というセクシュアルマイノリティのカミングアウトを応援するイベントです。
気になる方は、詳しくはこちらの記事からどうぞ(*^^*)
私もあっきーも「OUT IN JAPAN」の撮影会に参加し、その後にあった懇親会のようなものにも出席していました。
ですが、撮影会でも懇親会中も会話することは1度もなく(笑)
たまたま私が懇親会の最後の方にスピーチさせていただける場面があり、そこで自分の想いをぶつけました。

自分が今まで悩んできたことをいかして、今悩んでいるであろう子どもたちのためのサポートやコミュニティづくりをしていきたいと考えています。
このようなことを言ったと思います。
懇親会もお開きになって、さあ帰ろうとした矢先、

俺も教育現場に興味があって、子どもたちの居場所づくりがしたいって思ってて!!
なんと、あっきーから話しかけてくれました!
そこからは、あれよあれよと意気投合して、連絡先を交換して、「こどもたちのためのコミュニティづくりをしよう!」ってことだけはその瞬間に決まりました(笑)

めっちゃ楽しいんですけど!!
やっぱ「やりたいこと」って口に出して言ったら、動き出すんだなあ~。
そんなことをしみじみ感じました。

「OUT IN JAPAN」が終わった1,2週間後に、某広島市内にあるスタバで2人で会議を開きました(笑)
そこで初めてあっきーが沖縄出身で、セクシュアルマイノリティの啓発のために縁もゆかりもない広島に来ていることを知りました。

でも、中四国はまだまだカミングアウトもしづらい雰囲気があったり、啓発活動も都市部より遅れてる。
だからこそ、中四国の中心部である「広島」でセクシュアルマイノリティの啓発活動をするってことに意味があると思ってる。

激アツすぎる…
こりゃ絶対おもしろくなるぞ!!
お互いのセクシュアリティのことや恋愛のこと、仕事のことなど、本当にたくさんのことを話して、お互いに想いがある部分や大事にしたい部分が似ていることが分かりました。
さらに、私は同性愛者で、あっきーは性同一性障害で、同じ「セクシュアルマイノリティ」にくくられるけど、悩む部分や生きづらさを感じる部分に違いがあるのも、すごく面白くて、この2人で活動することに、とっても意味があるって思えました。
ただ、いざ「こどもたちのためのコミュニティづくり」について考えようとすると、

どうする??どうする??

な~んて、名前を決める段階からグダグダあーだこーだ話をして、
「こころもからだもいろいろ。彩り豊かでええじゃん!」
というキャッチフレーズを編み出し、「こころもからだもいろいろ」と「彩り豊かでええじゃん!」の頭文字をとって「ここいろhiroshima」が決まりました。

人来なくても、最悪2人でお茶しようや(笑)
あははは~(笑)

最初から人集まらんもんね~。
2人開催じゃね~あはは~(笑)
という、本当に軽いノリで作りました(笑)

あっきーと話をすればするほど、やりたい!!って気持ちが湧くし、「ここいろhiroshima」って我ながらいい名前だし、なんか上手くいく気がする!!
この時点では、「新しく何かを作る」っていうワクワク感と、まだ何にも見えていない期待感しかありませんでした。
いざ!準備と宣伝活動!!

名前と開催日、場所などを決めてからは、私はロゴとホームページ作り、あっきーはチラシ作りや場所取り、SNSや講演会での宣伝をしてきました。
ロゴもホームページも速攻で作りましたが、全く反応はなく、

一体何人の人がこのページを見てくれてるんだろう。
やっぱりあっきーとの2人開催かな(笑)
と半ば諦めていた時。
私が休職中にバックパッカーをしている時のことです。
私が作った「ここいろhiroshima」のホームページから「参加したい」という当事者の方からの問い合わせが来ました。
私は海外とか時差とか全く考えず、すぐあっきーに電話をして、

ホームページから問い合わせがきたよー!!!
参加したいって!!!!
どうしよ~~~~!!!!
めっちゃ嬉しい!!!!!
嬉しすぎて、タイの繁華街でスマホに叫んでました。

実は俺もサポーターとして参加したいって人から連絡がきたんだよ!!
もうタイミングがよすぎて、鼻血が出そうでした。
想いが届いて欲しいと思っていた当事者の子につながれたこと、自分たちがやろうとしていることに参加したいって思ってもらえたこと、本当にすごいことだって思いました。

私が帰国してから、このかわいい~チラシをあっきーに見せてもらいました。
このチラシは、あっきーのパートナーさんが手作りで作ってくれた力作です!

自分が作ったロゴをこんな風に手書きで書いてもらうのって嬉しいなあ。
あったかい感じも伝わるし、いい感じだ!
私はこの想いのこもったチラシを、自分たちの活動を、1人でも多くの人に知ってもらえるように、職場復帰してすぐ自分の勤務校の先生たちにカミングアウトしました。
管理職の先生と相談して、休職から復帰するための挨拶と今までのお詫びと一緒に、休職期間中の話や自分のセクシュアリティの話を先生たちにさせてもらいました。
正直、こんな個人的なことを職場で話していいのか、受け止めてもらえるのか、すごく不安でした。
それに、いざ先生たちの前に立つと、胸がいっぱいになって、涙があふれてしまい、話そうとしていたの5分の1程度しか話せませんでした。
それでも、「こどもたちのためにコミュニティを立ち上げたこと」「自分らしく、これからも頑張っていきたいこと」はきちんと伝えることができました。
話をした後に、たくさん拍手をして下さった先生。
「応援してるよ」と声をかけて下さった先生。
お手紙を書いて、気持ちを伝えて下さった先生。
「どんな活動なの?」と聞いてきて下さった先生。
本当に私は周りの人たちに恵まれてるし、支えられていると感じられました。
もちろん受け止め方は人それぞれだから、「言う必要なくない?」とか「気持ち悪い」って思う人もいるだろうし、そういう感覚って根本的で変えようがない(変える必要もない)部分だって私は思ってます。

少しでも「それぞれの『違い』を生かす」「自分の当たり前は当たり前じゃない」って感覚が先生たちに伝わって、それが子どもたちにも伝わるといいなあって思いました。
ドキドキの当日の準備

約2か月間の準備・宣伝期間を経て、「ここいろhiroshima」の開催日を迎えました。
当初は私とあっきーの2人開催の予定が、蓋を開けてみると、なんと11人もの人が参加予定にあがっていました!!
対象者の子どもたちは2名、そして保護者の方が1名。
後はサポーター希望の方や私とあっきーの知り合い・友人などの大人が4名、最後に「ここいろhiroshima」の活動に興味をもって下さった新聞記者さん1名。
そして私とあっきーとあっきーのパートナーさん。

どうしよう…
すごい嬉しいけど、進行とか全然考えてないぞ…!
こんなに年齢層もバラバラで、2時間ちゃんともつんだろうか…
最初の頃のワクワク感と期待感とは別に、「緊張」や「不安」のドキドキも感じだしました。

机やお菓子のセッティングをしながら、新聞記者さんと打ち合わせをしました。
準備に夢中で、走ってぶれているのが私です(笑)

セクシュアルマイノリティ関連の書籍や資料、絵本もセッティングしました。

もうここまで準備したら、なんだか吹っ切れて、まったり待つことができました。
「ここいろhiroshima」スタート!

14時前には、すべての参加者の方が集まり、「ここいろhiroshima」はスタートしました。
会の流れとしては、
- あいさつ
- 注意事項
- 自己紹介
- トーキングカードゲーム
- フリートーク
こんな感じで進めていきました。
最初の挨拶を私が話し出したところからすでに、参加者の方たちの雰囲気が柔らかくて、あったい感じが伝わってきました。
ふだんは緊張しいな私も、すうっと挨拶や注意事項を伝えることができました。
年齢も職業・社会的立場もセクシュアリティもばっらばら11名が、思い思いに自己紹介をして、それだけでも新しい発見がありました。
自己紹介の後にやった「トーキングカードゲーム」というのが、こちら。

- 好きな動物は何?
- 兄弟はいる?
- 3億円宝くじが当たったら何をする?
- クラスであったらいいルールは?
のように、カードに色々な質問が書いてあり、それに答えていくというシンプルなゲームです。
これは、以前ブログで紹介した「カードセッション」を教えて下さった伊藤先生が持ってきてくださったカードゲームで、発達障害のある子が人の話を最後まで聞けるように、自分の気持ちを言えるようにサポートするゲームです。
本来のルールなら、カードの質問に答えている人以外は口を挟まず聞くという遊びなのですが、アイスブレイクを兼ねて遊んだので、もうみんな口挟みたい放題・言いたい放題でした(笑)
これがすごく楽しかった!
普段話さないような話題も出てきて、その人の人となりも感じられるような話が聞けて、楽しかったです(*^^*)
カードゲームで場が盛り上がった後はフリートークの時間。
普段出会う機会がない人たちとのフリートークは、とても刺激をもらえましたし、何より当事者の子どもたちが楽しそうに話をしたり、絵をかいたりしている姿を見て、すごく安心しました。
最初の不安はどこへやら、あっという間に2時間が経ってしまいました。


あったかいみなさんのおかげで、本当に楽しい会を作り上げることができました。
まとめ

(解散後のラーメン屋さんにて)
今回の記事は、無事開催することができた「ここいろhiroshima」の立ち上げから開催までの秘話をシェアしてみましたが、いかがだったでしょうか。
「ここいろhiroshima」を実際に運営してみて感じたことは、たった一つ。
「感謝」です。
ものすごい勢いとノリで立ち上げたこのコミュニティが、第1回目からこんなに素敵な会になったのは、私とあっきー2人の力だけでは絶対にできていません。
- 「ここいろhiroshima」に興味をもって参加して下さった参加者の方たち
- チラシを作ってくれたあっきーのパートナーさん
- 「ここいろhiroshima」を取り上げようとして尽力して下さった新聞記者さん
- 場所を貸して下さった総合福祉センター
- 参加はしていなくても、応援して下さる人々の存在
直接は「ここいろhiroshima」に関わってなくても、私たちに力をくれる人々がいるからこそ、今回の会は成功したと思っています。
自分だけの道を
自分のかたちで
自分以外のために
MARCH/原田真二
これは、私の好きな歌の歌詞の一部です。
この歌詞の通り、自分を支えてくれる人、応援してくれる人、チャレンジを与えてくれる人、とにかく自分に力を与えてくれる誰かのために、自分がもってる「自分らしさ」を全力で使っていきたいって改めて思いました。
「ここいろhiroshima」は第2回目を3月24日(土)に開催予定しています(*^^*)
ぜひ少しでも興味がある方は、連絡お待ちしています。
「ここいろhiroshima」のインスタグラムもできたのでフォローよろしくお願いします(*^^*)
最後に、あっきー。
あの時声かけてくれて、想いを伝えてくれて本当にありがとう。
これからも、楽しみながら頑張っていこうね!
ここまで最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました!!
今後とも「ここいろhiroshima」をよろしくお願いします(*^^*)

ちりつもちゃんもゆるキャラコミュニティつくろうかなあ。
まずは、くまもんさんにオファーしてみよう。
さっちー、泰楽と僕と出会ってくれて、ありがとう
これからも末永く、よろしくです。
ヤマダケイ
タイラ
ミキ タイラママ
家族一同
〉山田径さん
こちらこそ参加してくださりありがとうございました(*^^*)!
ぜひ今後とも「ここいろhiroshima」をよろしくお願いします✨
こんにちは。
ももばあばと言います。
あっきーさんとご縁があって、時々、交流させていただいています。
ここいろ、大成功でよかったですね。
ここいろ起ち上げまでのこと、
さーちゃんやあっきーさんのの想いがいっぱいつまってました。
私も、学校に勤めていたんですが、性的マイノリティであろう子どもたちと出会ってきました。
ここいろの存在は、そんな子どもたちにとって、
とても意味のあるものだと思います。
どんな人も、それぞれの個性で
ありのままの姿で輝ける
そんな日を願っています。
ここいろにも、いつか、行きたいです。
〉ももばあばさん
コメントありがとうございます(*^^*)!
本当にたくさんの方の支えがあってこその「ここいろhiroshima」開催だったので、記事にも熱量が入りました!
悩んでいる子どもたちのためにも、みんな違って、みんないい」が当たり前の社会が広まっていったらいいなあと思ってます。
ぜひももばあばさんも、ここいろに遊びに来てください!
お会いできる日を楽しみにしてきます(*^^*)!
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