私は今日、10月10日にベットから出れなくなって79日、正式に休職に入ってからは67日経った。
その期間、2年間半突っ走ってやってきた「先生」の仕事から、離れて過ごしてみた。
25年と2か月の人生の中の、たった79日間。
日数にすれば、9185日のうちのたった79日間。
でも、この79日間は、誰が何と言っても、自分の今までの人生で1番中身の詰まってる79日間だ。
だからこそ、休職に入る前の自分に伝えたい。
自分を1番苦しめていたのは、
周りの人々でも、
学校という組織でも、
矛盾だらけのクソみたいなこの世の中でもなく
自分だ。
他の誰でもない、自分自身なんだよ。
自分の心の声を聴いて、それに従って生きていく。
無理して周りに合わせる必要なんて1つもない。
だって、これは、自分の人生なんだから。
自分は、この人生の1つの真実を休職中に身をもって学んだ。
他にも、この79日間で学んだこと、感じたことが山ほどたくさんある。
それをこの記事に、余すことなく書き残しておく。
2017年が終わる前に、2018年の自分がもっともっと前に進めるように。
またこの記事は、休職前の自分が、自信をもって自分が進みたい方向へ進めるためのメッセージでもある。
そして、休職前の自分と同じようにギリギリのところで、心も体もすり減らしているあなたへのメッセージでもある。
目次
今のあなたは、「自分で自分に制限をかけている」だけ

今あなたはすごくしんどいと思う。
毎日毎日、
「なんで自分は、こんなにしんどいんだ」
「何かが違う。でも何が違うのか分からない」
「とにかく休みたい。でも休めない」
「自分の人生なんてこんなもん。所詮こんなもん」
「こんなクソみたいな人生を生きてて意味あんのか」
「もう、どうでもいい。自分なんてどうでもいい」
しんどい、辛い、悔しい、違和感、逃げたい、死にたい、消えたい。
心が感じている負の感情が大洪水して今にも破裂寸前。
いつ爆発してもおかしくないのに、なぜか毎日普通に生活を送っている。
周りの人と同じように、生きている。
心はこんなに苦しんでるのにもかかわらず、無視して、あと少しのところで踏ん張ってしまう自分がいる。
「周りの人に迷惑や心配をかけちゃいけない」
「まだ若いのに、何も分かってないくせに、仕事を休むなんて甘えられない」
「自分の頑張りが足りないだけ、早く他の人みたいにならなきゃ」
「自分が周りと同じようにできないのがいけない」
「とにかく、自分がやらなきゃいけない、頑張らなきゃいけない」
「こんな自分なんかが、周りの人に意見するなんてもってのほかだ」
「こんな自分なんかが、思った通りの人生を歩めるわけがない」
「自分はだめなやつなんだ」
これら全て、あなたの思い込みでしかない。
そんなに自分ばっかり責めなくていい。
自分が苦しむような思い込みは何にも自分のためにならない。
思い込みは幻想だ。
自分が信じている限り消えないだけの幻想だ。
この幻想はあなたの可能性に制限をかける。
無限にあるはずの可能性に蓋をして、「周りと同じもの」「無難なもの」を選ばせる。
自分で自分の身の丈を必要以上に小さくする。
あなたは本当にその身の丈で生きていきたいのか?
そのサイズ感にとどまることがあなたの本当の望みなのか?
もし違うなら、そんな幻想さっさと捨てて、自分の心の声を聴くんだ。
幻想を捨てて、自分自身を取り戻す

自分の幻想を捨てる方法は2つ。
1つは、今いる自分の環境を変える。
その環境にいるからそんな幻想を信じちゃうんだ。
人間は自分の努力だけで自分の中身を変えられるほど、強くも賢くもない。
そして、人間は思ってる以上に環境に支配されている。
その幻想を作り出すのも環境のせい。
幻想を信じていないとやっていけないような環境のせい。
だから、その場所から1歩でも外へ出る。
出たなら、自分が今まで信じていたこと・常識・価値観が全部自分の「思い込み」でしかないってことが絶対に分かるから。
もう1つは、自分の感情・本音を外へ出す。
誰でもいいから、誰かに聞いてもらう。
誰もいないんだったら、まずは紙に書いたり、ぶつぶつつぶやいたり、1人でできる範囲でもいい。
思いっきり泣くのでもいい。
外へ出せば、新しいものが自分の中に入る隙間ができる。
その隙間に、「新しい思い込み」を入れていけばいい。
特に、人に聞いてもらうと「新しい思い込み」がたくさん入ってくる。
- 自分だけがこんなに悩んでたんじゃないんだ
- 自分って自分が思ってたより悪くないんだ
- 自分の悩みややりたいことって共感されるんだ
- 自分って人から応援されていいんだ
- 自分って人から大事にされていいんだ
この2つの方法をしつつ、あとは今まで無視してきた自分の心と向き合えばいい。
でも、この作業がめちゃくちゃしんどい。
涙がでるほどしんどい。
自分の心が、
「今さら何?こんなにずっとしんどいって言い続けてきたのに!」
ってすねて、素直に感情を出してくれなかったり、
「こじ開けないで。そんなに見ないで。こんな気持ち誰にもばれたくない。」
って怖がって、なかなか本音を教えてくれなかったり。
でも、あきらめずに自分の心と向き合い続ける。
質問し続ける。紙に書き続ける。
- 本当はあの時どうしたかったの?
- 本当はあの時どんなことを思ってたの?
- 本当は何がしたいの?何はしたくないの?
- 何かずっと我慢してることはない?
- あなたがもってるあなたらしい部分を教えてほしい。
そしたら、自分の心の声がすこしずつ聴こえてくるようになる。
- 本当は周りの人に頼りたかったし、助けてほしかった。
- 本当はすっごく嫌だったし、不本意だった。でも言えなかった。
- 本当はもっと自分勝手に生きたいし、もう自分に嘘つきたくない。
- 両親に甘えたかったけど、ずっとできなかった。小さい頃の自分に戻りたい。
- もっともっと自分は自由だし、いろんなところへ行ってみたい、いろんなこと勉強したい。
この自分の心の声が聞こえる瞬間、涙があふれて心がこれ以上ないほど締め付けられる。
でも、このしんどさは、「自分を癒す」ためのしんどさで、締め付けられた後は、心がぽかぽかあったかくなる。
だから安心して、自分と向き合ってほしい。
あなたにも、この心のあったかさを味わってほしい。
自分の心の声に従って行動する

ここまできたら、自分の心の声が教えてくれたことを実際にやっていく。
でも、ここで「幻想」を思い出して、
- やっぱり自分には無理かも。
- こんなの自分じゃできないよ。
- 何をこんなに浮かれてんだ、正気に戻れ。
- 自分はこんなたいそうな人間じゃない。
あなたの頭は、ありとあらゆる理由を考えて、元の自分に戻そうとする。
その引力に負けちゃだめだ。
自分が信じなきゃいけないのは、自分の頭じゃなくて、自分の心だ。
なぜなら、頭の中には今までの幻想や環境がこびりついてる。
いい悪いじゃなくて、人間の頭の仕組み上、そこに自分を戻そうとする。
頭は、自分の一貫性を保つのが仕事で、変化するのが苦手だから。
だからこそ、頭の声を1度無視してでも、自分の心が欲するままに行動する。
実際に私が心の声に従って、休職中にしたこと、出会って交流した人、改めて話ができた人を紹介する。
休職中に自分が経験したこと
- 心療内科に通ってカウンセリングを受ける。
- かあさんと初めて二人で旅行をする。
- 両親に初めて自分の本心を話して、受け止めてもらう。
- 両親と3人で旅行をする。
- 東京のベンチャー企業に面接に行って内定をもらう。
- 芸能事務所のスクールのオーディションを受ける。
- ブログコンサルを受け始め、本格的にブログを始める。
- 自分が興味のある自然体験活動をしている団体に見学に行く。
- 自分が興味をもった地域おこし協力隊について話を聞きに行く。
- キックボクシングを始めて、カードセッションを受ける。
- 飲み屋さんでドイツ人の友達ができる。
- ブログでしか知らなかった人に直接会いに行って話をする。
- 自分の悩みや想い、セクシュアリティも全部校長先生に伝えて、校長先生の本音を聞く。
- 自分のセクシュアリティをオープンにする。
- 広島県セクシュアルマイノリティ協会の活動に参加する。
- セクシュアルマイノリティの友達ができる。
- テレビや新聞の取材依頼を受ける。
- 政治家の人々と教育やセクシュアルマイノリティについて話をする。
- 自分が興味を持ったワークショップやイベントに参加する。
- 自分でアポとって、塾や学校外の教育機関の見学をする。
- 知り合った人から紹介してもらって、新しい勉強を始める。
- あこがれだったブロガーとブログを通じて話ができる。
- 芸能人と生で話をする。
休職中に自分が出会って交流した人々
- 心療内科の先生
- カウンセラーの先生
- キックボクシングの先生と仲間
- ブロガー兼コーチングのkeiさん
- ベンチャー企業の社長さんと社員さん
- 芸能事務所のスクールを運営する人たち
- 自然体験活動を生業としている人々(グリーンウッド・ガイア自然学校)
- 地域おこし協力隊の現隊員とその地域の人々
- カードセッションの伊藤先生
- ドイツ人の美人留学生
- 自分の憧れで目標のオクユイカさん
- 引きこもらない引きこもりのかずのこさん
- 様々なジャンルのブロガーさん
- キンコン西野さん
- 広島県セクシュアルマイノリティ協会の人々
- セクシュアルマイノリティ仲間
- テレビ局の人や新聞記者さん
- グッドエイジングエールズの方々
- レスリー・キーさん
- 転職活動をしている人々
- 地方議員・参議院議員などの政治家の人々
- ブータン料理を教えてくれた金沢の人々
- 気学の学ぶ人々
- ストレングスファインダーのセッションをしてくれた知識先生
- 自分と同じ志をもつ仲間
他にもここには書ききれないぐらい、新しく出会った友達や人生の先輩がいる。
休職中に改めて話ができた人々
- かあさん
- とうさん
- ばあちゃん
- ねえちゃん
- 職場の先生たち
- お世話になったバイト先の店長とスタッフ
- 幼稚園からの幼馴染
- 新採の時にお世話になった先輩の先生
- 大学の同級生
- 高校の同級生
どうだろうか。
これ全て79日間で私がやったことだ。
実際にはここには書ききれていない経験や出会いもたくさんある。
79日間でこんなに自分の人生の景色がガラッと変わるなんて、自分も思わなかった。
さて、あなたはこれを見てどう思ったか。
「これは、さーちゃんだからできるんだ。」
「自分には、こんなに行動的な部分はない」
「やっぱり、もともとの力や才能がないと無理だ」
そんなことを1㎜でも思ったなら、それはあなたを支配する強力な「幻想」だ。
断じて言う。
私もあなたと同じように、悩み苦しんでいた。
自分の人生を生きることを、やけっぱちになって放棄していた。
こんな自分が生きてる価値なんかないって本気で思ってた。
そんな私にできて、あなたにできないなんて論理は成立しない。
命あるものはいつか必ず死ぬ。
これ以外の論理に「絶対」なんてない。
絶対的にできる保証も絶対的にできない保証もどちらもないんだから、「自分にはできない」なんて幻想は捨てる。
「自分にもできるかもしれない」
新しい幻想を信じるんだ。
人生は「やるか・やらないか」でしか変わらない

これは、自分の人生の指針になっている言葉。
「御託はいいから、やるんか、やらんのんか。どっちかはっきり決めろ。」
大学時代のバイト先の店長に口酸っぱく言い続けられた。
その時は、めっちゃ怖いしいちいち暑苦しいし、なんて店長なんだ!って思ってたけど、休職に入ってこの言葉の真意が分かった。
人生に関わる全ての出来事は、自分の「できる・できない」で決まるんじゃなくて、「やる・やらない」で決まっていく。
自分は休職に入る前は「仕事を休むなんてできない」って思って、「休まない」という選択をしていた。
でも、実際「休む」という選択肢を選んで、休職に入ったら、あれよあれよと人生の見える景色が変わっていった。
自分ができると思っていようが、思ってなかろうが。
自分が実際にできることだろうが、できないことだろうが。
それを「やるか・やらないか」の行動の次元に変えないと、何にも人生は動かないし変わらない。
人生を変えるのは、自分の頭の中じゃなく、自分の行動でしかない。
79日間、行動し続けてきて、見える景色が変わったからこそ、この言葉の重みが身に染みる。
店長はこうも言っていた。
- 人生はやるかやらないか。それだけだ。
- 悩んだ時は自分らしくいられる方を選ぶ。
- 自分の感性を大切にする。
自分が休職中にやったことは、まさしくこの3つじゃないか。
こんな大事なことを教えてもらっていたなんて、今まで全然気づけなかった。
でも、この3つの言葉の真意が分からなくても、きちんと覚えていた自分を褒めてあげたい。
最後、あなたには、私みたいな遠回りをしないように、この店長が教えてくれた3つの言葉をもう一度捧げる。
- 人生はやるかやらないか。それだけだ。
- 悩んだ時は自分らしくいられる方を選ぶ。
- 自分の感性を大切にする。
この3つの言葉は、何か胸がもやもやしたり、ざわざわしたりした時のお守り代わりになると思う。
この3つの言葉を、しっかり胸に刻んで欲しい。
そして、自分なりに解釈して実際に行動してほしい。
だって、この世界は「やるか・やらない」でしか変わらないんだから。
2018年に向けて
2017年もあともう少しで終わる。
元旦が1つの節目にはなるが、実は「節分」が本当の年の変わる節目なんだそう。
節分まであと1か月と1週間。
その期間に自分がやめること・やりたいことを宣言して、2018年を迎えようと思う。
やめること①夜型の生活をやめる

休職に入ってから、生活リズムが朝型から夜型に変わり、不規則な睡眠時間になっている。
2018年は、規則正しい生活リズムで毎日気持ちよく生活したい。
だから、節分までに夜型の生活をやめる。
- 12時超える前には布団に入る。
- 夜にやっている活動(ブログ・読書)を朝にもってくる。
- 飲み会はどうしても参加したいもの以外は参加しない。
やめること②意味もなくスマホをいじるのをやめる

自分の今の時間の使い方で1番時間をつぶしているのが「スマホ」
連絡を返すとか調べものとして使っている場合と「ひまつぶし」に使っている場合がある。
何か目的があってスマホをいじっていたはずのに、気づいたらネットサーフィンしてた…なんてこともしばしば。
2018年は、そういう時間をブログや読書などの他の時間に変えたい。
だから、節分までに意味もなくスマホをいじるのをやめる。
- スマホを開く前に、「何のためにスマホいじるの?」って自分に聞く。
- 集中して作業をする時は、スマホが目に入らないところへ置いておく。
- いじる時は時間決めて、ゲーム感覚でいじる。
やめること③人の負の感情を必要以上にしょい込むことをやめる

これは自分の特性的なもので、自分の感情も人の感情も同じレベルで感じてしまう時がある。
心地いい感情ならいいが、そうじゃない感情も世の中にはたくさんある。
特に自分は、人の負の感情が自分の中に流れ込んできてしまうと、それに振り回されてしまうところがある。
自分の負の感情だけでも感じやすいのに、人のまでしょい込んでたら身が持たない。
2018年は、自分と人の感情をきちっと分けて、自分の感情の起伏をコントロールできるようにしたい。
だから、節分までに人の負の感情を必要以上にしょい込むことをやめる。
- 愚痴や不満、負の感情を感じる話題を話す相手には見えないバリアをはる。
- 人に会ってもやもやしたら「これは自分の感情?」と確かめるようにする。
- そもそも、負の感情をだすような人から自分から離れていく。
やりたいこと①バックパッカー1人旅

これはずっと前からやってみたかったのに、まだできてないこと。
バックパックを背負って世界の国々を旅する。
そこで、今まで見たこともないものや知らないものに出会う。
現地の食べ物を食べて、現地の人の生活を垣間見る。
こんなわくわくすることない!
具体的にはバックパッカーの聖地である東南アジアに2~3週間ほど滞在しようと思う。
やりたいこと②お世話になった恩師に会いに行く

休職中に会いたい人には山ほどあってきたが、まだ数人「筋を通す」べき人に会えていない。
自分をいつも優しく応援してくれた高校時代の恩師。
初任時代にお父さんのようにずっと支えてくれた先生の恩師。
すごくお世話になったのに自分の今の現状を何も伝えられていない。
いつでも自分の味方をしてくれる恩師だからこそ、この休職中での出来事や今後のことをきちんと会って話をしたい。
やりたいこと③自分の望む「教育・人材育成・コミュニティづくり」の考えをまとめて記事に書く

このブログを始めて、自分がやりたいのは「教育」だし「人材育成」だし「コミュニティづくり」なんだってことは分かってきている。
それぞれ自分の中になんとなくのイメージはあるが、具体的に文章や図にするまでは考えたことがなかった。
節分までに、自分はどういうものを望んでいるのか考えてみて、記事に書こうと思う。
記事を書くことで、より望んでいる世界に近づくはずだから。
まとめ
今回の記事は、はっきり言って自分用の記事。
ですます調もやめたし、思ったことを好きなように書いた。
でも、この記事を読んであなたの中で何か心に残る言葉が1つでもあると嬉しい。
2017年から2018年の境目にいる今。
あなたが今感じて決めたことは、必ず2018年に活きてくる。
自分で自分を苦しめるのをやめるのも、なにか新しく行動を始めるのも、全部今のあなたの決断次第。
2018年が、あなたがあなたらしく生きていける年になるように。
私は今日もブログを書き続ける。
コメントを残す