今日から「ゲーミフィケーション」の9要素であるg-デザインブロックの
考え方・日常での取り入れ方を紹介してしていきます。
g-デザインブロックについて書かれている深田さんの本を参考に書きます。
ゲームにすればうまくいく《ゲーミフィケーション》9つのフレームワーク/深田浩嗣/NHK出版
そもそも「ゲーミフィケーション」とは「ゲームの要素を、ゲーム以外の領域で活用していくこと」で、人々の目標達成に必要なモチベーションと行動の維持にとても効果的な考え方・方法です。
深田さんは本の中で
ゲーミフィケーションに必要な要素を9つにまとめ、それをブロック型に視覚化したものをg-デザインブロックとして紹介しています。

g-デザインブロック
こんなブロックです。
要素を箇条書きすると
目次
「ゲーミフィケーション」の9つの要素「g-デザインブロック」
- 可視化
- 目標
- オンボーディング
- 世界観
- ソーシャル
- ゴール
- チューニング
- 上級者向け
- おもてなし
今日は、可視化と目標について紹介していきます。
この2つが一番生活に取り入れやすく、ゲーム的楽しさをすぐ感じられるようになります。
可視化=フィードバック機能
なにを可視化してプレイヤーにどんなフィードバックを与えればいいのか
プレイヤーが求めているものを目標にして、そこに近づいているのか、離れているのかを分かりやすくフィードバックするために可視化をする。
ゲームを作る側がプレイヤーは「テストの点数の向上」を求めていると思って、
- クラスで順位のランキング形式で発表し、競争心をあおる。
- 過去の自分のテストの点数をグラフ化したものを用意して、「点数が上がっているときにどんな勉強をしていたか」「下がっているときはなぜか」を振り返らせる。
などの方法が可視化として容易に思いつく。
しかし、プレイヤーが求めているものが「テストの点数の向上」ではなく、「自分の興味のある分野の新しい知識を増やしたい」という「知的好奇心の満足感」だったとすれば、上の可視化はプレイヤーからすればとんでもなく「無意味」なものになってしまう。
大切なのはゲームを仕掛ける側の思いとプレイヤー側の願いをすり合わせて、プレイヤーがプレイしたいと思える目標を設定すること。その目標が可視化されて、具体的に数値化されたり、正しいフィードバックがあったりすると、自然と人は目標に向かって進んでいける。
大事なのは何を目指しているのかを明確にして、そこに到達できるようなフィードバックを随時行うこと。
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