目の前の現実に期待できなくても、自分の「願望水準」を下げるような生き方はしなくていい。

 

 

みなさんの心の中には、どんな「願望水準」がありますか?

 

 

 

  • 仕事なんて、毎月給料がもらえればそれでいいかな
  • まじめに恋愛したってどうせ長続きしないんだから、てきとーに遊んどこ。
  • 物事に真剣に向き合うなんて、非効率。ダサい。

 

 

 

こんな風に、何に対しても冷めててすれっからしな願望水準」を持ってませんか??

 

 

 

あなたがこれらを本気で信じているのならば、あなたの心の中にある「願望水準」が下がっている証拠です。

 

 

なぜなら、数年前の自分や子どもの頃の自分は、仕事や恋愛、人生の向き合い方に対してそんな風に思っていましたか??

 

 

 

多分みなさん、もっとキラキラしていて、希望に満ちた願望水準」をもっていた時期があったんじゃないかと思います。

 

 

 

しかし、社会の荒波に揉まれるうちに、「しょせん、自分の人生なんてこんなもんか」と思ってしまい、「願望水準」を下げてしまう人が多いのも確かです。事実、私もやりたいことが見えない時期や仕事に悩んでいる時期はそんな風な気持ちになっていました。

 

 

 

本来、「願望水準」は、あなただけの本気でかなえたい願望の基準であり、安易に下げるべきものではありません。

 

 

 

今回は誰もが心の中に持っている「願望水準」とその戻し方保ち方についてお話ししようと思います。

 

 

 

「期待水準」と「願望水準」という心のダブルスタンダード

 

私の大好きな本に、「14歳からの社会学」という本があります。高校の図書室で出会って以来、私の人生のバイブルの中の1冊になりました。

 

 

 

 

この本の第3章〈こころ〉と〈からだ〉で、筆者の宮台さんは、現代の若者の恋愛事情について、「期待水準」と「願望水準」という言葉で説明されています。

 

かみくだいてみよう。人の思いには「期待水準」と「願望水準」がある。

現実に何が期待できるのかが期待水準」で、それとは別に「自分が心の奥底で何を望んでいるのか」が「願望水準」だ。(中略)現実の性愛をあれこれ経験することで期待水準」が現実に見合うものへと切り下げられる。(中略)「現実はそんなものだ」とわかってくるわけだ。

でも、「現実はそんなものだ」とわかっても、「自分としての自分の望みはコレだ」という「願望水準は高いままだ。つまり「期待水準」と「願望水準」のギャップが開いた状態だ。でも、時間がたつとだんだん願望水準期待水準に引きずられて下がる。「期待水準」と「願望水準」のギャップにたえるのがつらいからだ。

だから「自分としての自分が本当は何を望んでいたのかを忘れていく

 

 

 

 

つまり、夢が持てない目の前の現実に合わせて、自分の願望も小さくなっていくということです。

みなさんにも、身に覚えがないですか?

 

 

この「期待水準」と「期待水準」の考えは、恋愛だけでなく、仕事や人間関係お金関係自分の趣味、などあらゆる人生の分野で適応されていますし、人は自分のこの2つの水準に葛藤しながら、自分なりに折り合いをつけて生活しています。

 

 

 

年をとればとるほど「期待水準」は必然的に下がる

 

じゃあ、「期待水準を下げなけれないいんじゃない?と思われるかもしれません。

しかし、「期待水準を下げないように、暮らしていくというのはほぼ100パーセント無理です

なぜなら、「期待水準」は人生の経験レベルとほぼ同じ意味だからです。

 

 

人は年をとればとるほど、社会の荒波にもまれて、世の中の汚い部分や知りたくもない事実などを知っていき、苦労や悲しみをたくさん感じて生きていきます。その分、今まで味わえなかった、喜びや楽しさも多く味わえるようになります。

 

つまり、年を取って様々な経験を積んでいくことで、人は人生の酸いも甘いも嚙み分けて、現実ってこういう部分もあるよねと判断できるようになるのです。これが「期待水準を下げるということです。

 

 

私は、目の前の現実にあまり期待しなくなるって悪いことばかりではないと思います。

 

かっこいい大人って、周りの環境や相手に期待せず、自分のやりたいことを自分にできる精一杯で取り組むじゃないですか。あれって、自分の「期待水準」が下がってるからこそできるんだと思うんです。

そういう姿って、かっこよくないですか?

 

 

 

ただし!勘違いしてはいけないのは、そういうかっこいい大人は願望水準を下げてないんです!!

自分の願望水準をキープしたまま、現実に合わせて行動できるからかっこいいんです

 

 

 

つまり、
自分の「期待水準」が下がるからといって、「願望水準」まで勝手に下がっていくわけではなく、自分がギャップに耐えれないから自分で下げちゃうんです。

ということは、そこさえ乗り越えれる術が分かれば、「願望水準」を下げる必要は全くないということです!「願望水準」を心の中でキープする方法を知ることが大切なんです!!!

 

これができるようになれば、あなたの人生で、冷めた振りをしたり大人な振りをしたりして、かっこつけをする必要はなくなります

 

素直に、自分が望む方へ進んでいけるようになります。

 

めちゃくちゃ本気になれます。

 

そのほうが人生楽しくないですか??

 

 

それでもまだ「期待水準」に合わせて「願望水準を下げないと自分が保てない、傷ついてしまうという人は、それよりも自分の願望水準を低くして自分に噓つき続ける方がよっぽど自分が傷つくと知ってほしいです。

 

 

 

 

「期待水準」に「願望水準」が引きずられないためには

 

では、具体的にどうしたら、「期待水準」に「願望水準」が引きずられず、キープすることができるのしょうか。

私なりに考えてみました。

 

 

「願望水準」の戻し方・保ち方

  1. 頭の中にある自分の価値観を「期待水準」と「願望水準」に分けてみる。
  2. 自分が人生の各分野でどんな「願望水準をもっているのか自己分析する。(ここまでが戻し方)
  3. 取り戻した「願望水準」が少しでも満たされるような小さな行動を続ける。(これが保ち方)

 

この3つができれば、確実にあなたの中に眠っている願望水準」は呼び起こされると思います。

 

もう「期待水準」に引きずられすぎて「願望水準」なんて思い出せない!って人は、2の自己分析」をしっかり行うことで、必ず「本当に自分がやりたいこと」や「心から望んでいるもの」が見えてくると思います。

 

おすすめの自己分析方法としては、

  • 思い出の場所巡りをしてみる。
  • 親や家族から自分の幼いころの話を聞いてみる。
  • 幼馴染や学生時代の友人と会ってみる。
  • 恩師や恩人、憧れの人がいれば、その人との思いでを振り返る。

 

という方法をとって、自分の原点を見つめなおしてみて下さい。

私は休職中やってみて、すごく効果がありました。

 

そして、もっと、じっくり真剣に自分と向き合いたい方は、

keiさんという脱サラして、海外青年協力隊に行って、今はネパールで事業立ち上げている方がブログで作っている「『やりたいことがわからない』をたった1日で卒業する方法」無料メール講座という、メルマガがめちゃくちゃおすすめです!!

毎日1通keiさんからメールと一緒にワークの質問が届いてきて、それに真剣に答えていけば、かならず「自分のやりたいこと」や「願望水準」が分かるようになります。現に、私も休職中にこのワークに出会ったおかげで自分のやりたいことが明確になって、行動できるようになりました。今ブログを書いているのもこのワークのおかげです。

keiさんのブログ面白いしためになるのでぜひ読んでみて下さい!

Kei Kawakita

 

まとめ

 

今回は「期待水準」と「願望水準」という心の中の2つの水準のお話をしましたが、人生で大事なのは願望水準」です。

 

 

目の前の現実とあなたの心の奥に燃えている願望は別物です。

周りなんか気にせずに、素直に自分のやりたいことを望んでいいし、もっと欲張っていいんです。

そして、自分の「願望水準」を下げて、自分を守るような生き方はやめましょう。

ゆがんだ「願望水準」で生きようとすれば、結局最後は自分が傷つきます。

 

 

 

 

さあ!自分の「願望水準」を思い出そう!!

思い出せたなら、きっと、あなたの目の前の現実の景色も変わっていくよ!

 

今日もあなたを応援しています(*^^*)


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