あなたは「才能」という言葉を聞いてどんなイメージが湧きますか?
- 選ばれた人だけがもってる特別な力
- 並外れた天才的なパワー
- 自分には関係のない話
こんなイメージがありませんか?
実は「才能」というものは、長いあいだ勘違いされ続けてきたもので、特別なものでも、選ばれた人だけがもっているものでもありません。
才能とは、ごく普通に暮らしてる私たちみんなに、もともと備わっているものです。
ですが、私たちの多くは自分には才能がない、特別な力がないと思いこんでこれまで生きてきました。
そして、「才能さえあれば素敵な人生が送れるのに」、「自分にも才能があればなあ」と人生にあきらめの感情をもつことを選んでしまいます。
今回は、そんな「才能」についての思い込みをはらし、自分の才能を発揮する3つのステップと人生を変える自己浄化のしくみについてシェアしていきます。
目次
私たちの多くがもつ「才能」のイメージとは?
まずは「才能」についての私たちのイメージについて考えてみましょう。
物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。
出展元:goo国語辞書
辞書で調べると才能とは、生まれつき備わっている「上手さ・巧みさ」のある能力のことを指してあります。
これは何となく私たちがイメージする才能とそんなに離れていませんよね。
子どもの頃のころを思い出してほしいのですが、
いつも100点満点のテストをもらう子。
運動会でいつもリレー選手に選ばれる子。
絵画ポスターのコンクールにいつも選出される子。
こういう子たちって、だいたい決まっていませんでしたか?
そして、すごく努力して頑張って手に入れている!!っていうよりも、当たり前のように自然とそうなっている感じがしませんでしたか?
「ああ、あの子は〇〇が得意だよね」
「ほんと天才的に〇〇が上手いよね!」
「どうしてあんなにすんなりできるんだろう??不思議。」
って周りが自然と認知している感じで、本人も飄々としてるけど結果がでている感じ。
「才能」=「天才肌」というイメージは、子どもの頃に作られていることがほとんどです。
そして私たちのほとんどは、才能についてこの子どもの頃のイメージをもったまま大きくなり、才能について教わることはありません。
なので、多くの人は才能について、偏った思い込みをもつようになっていきます。
才能にまつわる偏った4つの思い込み
ここからは才能にまつわる偏った思い込みを4つ紹介していきます。
自分の才能を発揮するためには、まずは自分自身が「才能」に対して偏った思い込みをもっていないかチェックすることが大切です。
自分の中にあてはまる思い込みがあるが確認しながら見てみましょう!
思い込み➀才能とはその人だけに備わった特殊なスキルである
1つ目の思い込みは「才能=その人だけに備わった特殊なスキル」というものです。
どういうこと??そうじゃないの??
と思われた方は、ここから先をしっかり読んでください。
まず、大きな勘違いとして、そもそも才能というものは
- 人よりも頭がいい
- 人よりも運動ができる
- 人よりも上手に絵が描ける
といった目に見える特殊なスキルそのもののことではありません。
大人になれば、仕事上で出会った人を見て、
- あの人の営業スキルすごいなあ
- なんであんなに素早く書類まとめられるだろう
- 気づいたらいつも成績トップだよなあ
なんて感じて、自分の才能のなさに自己嫌悪することもあること思われますが、
こんな風に目に見える特殊なスキル=才能だと認識していると、自分と人を比較して自分には才能がない(人よりも上手にできるスキルがない)と感じてしまいます。
ですが、本来の才能というのは、「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」のことです。
言い換えると、「自分自身を信頼する力」とも言えます。
自分自身を信頼する力が人間にはそもそも備わっているから、特定のスキルが上達したり天才的な結果を出すことができるのです。
まさに人類のこれまでの発展も、この「自分自身を信頼する力」があったから成し遂げられたことです。
どれだけ人にばかにされようが、エジソンは電球を作り、ライト兄弟は飛行機を作り、スティーブ・ジョブズはiPhoneを作り、彼らは天才だと言われました。
特定の能力やスキルの種が勝手に開花するのではなく、
自分自身を信頼する力があるから、その力をもとに特定の能力やスキルが引き出され開花するのです。
この大前提を教えてもらわないので、多くの人が「才能」をうまく扱えないという事態がおきます。
また、特定の能力やスキルの種は1人の人間の中に無数にあり、どの種が伸びるか・どの種を伸ばすかは、環境や自分自身の意思によって変わっていきます。
自分の中にある無限の可能性を秘めた種を育てていくためには、「自分自身を信頼する力」が必要であり、その力は誰にでも備わっているのです。
思い込み②才能は選ばれた人・特別な人にしかない
2つ目の思い込みは「才能=選ばれた人だけのもの」というものです。
この思い込みはとっても根強く、自分には才能がないと思い込んでしまう大きなの原因です。
これは1つ目の思い込みの「才能=その人だけに備わった特殊なスキル」の延長線からでてくるもので、特別なスキルは自分にはない=自分は選ばれた人間でないからだ、という考えが生まれてきます。
ですが、先ほど伝えたように本来の意味での才能とは「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」のことです。
そして、この力は本来どの人にも備わっており、どの人も自分の能力を発揮することができるように生まれてきています。
赤ちゃんをイメージしてほしいのですが、
赤ちゃんって何にもできない状態から、ハイハイしたり、立って歩いたりするようになるじゃないですか。
その時の赤ちゃんが、「私は選ばれた人間じゃないし、どうせ才能ないし…」なんてあきらめたりしてますか??(笑)
きっとそんな風には見えないと思います。
とにかく試して、試して、泣いては試して、を繰り返すうちにできるようになりますよね。
赤ちゃんは生まれつき「自分自身の力を試したい」「できるようになりたい」という想いをもっており、それを素直に実行するから上手くできるようになるのです。
これがまさに「自分自身を信頼する力」=才能の働きです。
ですが、多くの人が家庭環境や幼いころの何らかの出来事で「自分自身を信頼する力」を抑えつけられたり、傷つけられたりして、自分の事が信頼できなくなる場合があります。
その時に、
自分に才能がないのは、選ばれた人間じゃないからだ。
あの人は自分とは違って選ばれた人間だからすごいんだ。
だから、自分は今のままでいい。しょうがないことなんだ。
という、自分自身に対しての言い訳をつくって、自己防衛をしようとします。
自分と他者を生まれつき別の人種なんだと分けて考えている間は、チャレンジしなくてもいいし、とても楽ちんですよね。
こんな風に「才能=選ばれた人だけのもの」と思ってるほうが都合のいいこと、あなたにも覚えがありませんか??
思い込み➂才能とは意識せずとも勝手に発揮されていくもの
3つ目の思い込みは「才能=勝手に発揮されていくもの」です。
いわゆる天才的なアーティストやプロスポーツ選手のドキュメンタリーを見ると、幼いころから自然と上手だった、とか、気がついたらプロの道へ、なんて表現よく見ませんか??
それだけ聞くと、「やっぱり才能のある人は自然とそうなるのね~」って思ってしまいますよね。
ですが、何かしらの能力を上達していく上で、
無自覚な状態で能力が発揮されていくよりも、自分で自覚して使っていくほうが格段に能力が発揮されるということが分かっています。
何かの能力を習得するまでのプロセスには、
↓
②仕組みを知る・気づく(学習)
↓
➂意識して使う(仕組みが分かっている状態で繰り返し使う)
↓
④自動化(仕組みが分かっている状態×意識してなくても使える)
この4つのプロセスがあり、スポーツやビジネスなどどんな分野でも当てはまります。
最初の無自覚状態とは、何が何だか分からないけどできている状態です。
子どもの頃に初めてやったことなのに「筋がいいね!」なんて褒められるのは、無自覚な状態です。
そこから、仕組みを学び、意識してながらトライアンドエラーを繰り返すことで、自動化されていきます。
自動化の状態は、仕組みも分かっている状態かつ無意識に使える状態です。
ここでポイントなのは、無自覚状態と自動化の状態はぱっと見はすごくよく似てるけど、まったくの別物だと言うこと。
ビギナーズラックが起こるのは、無自覚状態で何も知らないから、何の思い込みもない素直な状態のため、スコンっとハマってうまくいくのです。
ですが、そこから仕組みを学び、意識的して使っていくときは、上手くいかなくなることが多いです。
知識や情報が入ることで無駄な力が入ったり、意識しすぎて空回りしたり、とにかく試行錯誤の繰り返し。
でも、何度も何度も繰り返してその壁を超えると、自動化の状態になります。
だから、本物の能力とは「何もしなくても勝手に発揮されるている」のではありません。
天才的なアーティストやプロスポーツ選手のもつ本物の能力とは、自分で意識的に伸ばそうとトライアンドエラーの繰り返しで開花されたものなのです。
思い込み④才能があれば人生は全てうまくいく
4つ目の思い込みは「才能があれば人生は全てうまくいく」というものです。
これは、2つ目の「才能=選ばれた人だけのもの」という思い込みが肥大化して、自分の人生を生きないですむ最大の言い訳として蔓延しています。
そもそも、才能というものは、特殊な能力やスキルそのものではなく「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」だと説明しました。
ですが多くの人は、才能とは特殊な能力やスキルそのものを意味してると勘違いして、自分と人を比較して、自分は選ばれた人じゃないと自分を卑下します。
そして、「才能さえあれば自分も人生がうまくいくはずなのになあ」、「才能がない自分にはこんな人生がお似合いだ」と自分自身の人生までも卑下しています。
ここで1つ確認しておきたいことがあります。
そもそも「人生がうまくいく」とはどういう状態なのでしょうか??
大金持ちになって、好きなもの買って、有名になって、色んな人から称賛を得て、さらに家族とも良好な関係で…
書き出せばつきないほど、理想の人生の状態はでてくると思います。
ただ、もっとシンプルにすると「幸せを味わっている状態」かつ「悩みのない状態」というところに集約されるのではないでしょうか?
充実した毎日で幸せを味わっていて、心配事も悩みもない状態。
これぞ究極の「人生順風満帆」状態でしょう。
ですが、残念なことにこんな順風満帆な人生は誰ひとりとして歩めません。
どんな人の人生にも、必ず山と谷があって、嬉しいこと・幸せなことと、辛いこと・悩み苦しむことはセットであります。
片方だけを体験するなんて人生はあり得ません。
順風満帆な時期があったとしても、その後には落ち込む時期があり、また調子があがっていく時期がある。
人生は大きな波、バイオリズムがあり、それは誰の人生にもあるものです。
この事実を受け入れずに、才能さえあれば人生はバラ色で全て上手くいく、と思い込むのは、自分の人生と向き合わないようにするための言い訳です。
才能は、自分の人生を欺くための言い訳に使うものではありませんし、人生が上手くいく万能薬でもありませんし、
そもそも、人生において「これさえあれば上手くいく」という万能薬はありません。
そんな幻想を抱くのはそろそろ終わりにして、自分の「才能」を受けとりはじめませんか?
改めて「才能」とは?
上記した4つの思い込みを外していくと、本来の意味の「才能」が見えてきます。
まとめてみると、
才能とは「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」のこと。
才能は「誰しも生まれつき備わっている力」で、どの人も自分の能力を発揮することができるように生まれてきている。
その才能をつかって、「学びながらトライアンドエラーを繰り返して身につけていくもの」が特殊な能力やスキルと呼ばれるもの。(※特定の能力やスキルそのもの=才能と勘違いされている)
才能さえあれば人生上手くいくというのは、言い訳・幻想。(※〇〇さえあれば上手くいくは、全部幻想)
まずは、これらを理解することで、自分の才能を発揮していく準備ができますよ。
自分の才能を発揮する3つのよさ
ここからは、自分の才能を発揮するよさを紹介していきます。
思い込みや本来の才能の意味は分かったけど、別に才能を発揮しなくてもいいじゃん、生きていけるじゃん、と思われた方にはぜひ読んでほしいです!
➀才能を発揮するよさ=自分らしく生きていける(本来の自分で生きていける)
まず、才能=「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」を発揮してくと、自分らしく生きていくことができます。
自分らしく生きるということを言い換えると、本来の自分で生きていける、とも言えます。
本来の自分で生きていけるというのは、そもそも自分の中にあるものを引き出して、表現することです。
英語で「教育」という言葉は「Education」といいますが、語源はラテン語のEducatusという言葉で、Eが「外へ」でDUCEREが「引き出す・導く」という意味があります。
まさに才能を発揮するというのは、自分のもともともっている能力を外へ引き出していくことであり、自分自身を教育していくことです。
自分の内側にあるもの、そもそも備わっているものを使うのですから、それは自分由来の種=自分らしさを発揮しているとも捉えられます。
逆に、自分のことを信頼できない状態=自分の才能を発揮しない状態だと、自分の外側のもので自分の人生が埋め尽くされていき、あなたが本来感じるはずだった人生の喜びが失われてしまう可能性があります。
②才能を発揮するよさ=自分も周りも楽ちんになる(ともに豊かになれる)
次に、才能=「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」を発揮してくと、自分も周りの人も楽ちんになるというよさがあります。
なぜかというと、特殊な能力やスキルが身につきやすいから。
本来の意味の才能を発揮していくことで、結果的に人よりもできることが増えたり、楽にできることが増えていきます。
また、自分としては気負わずに楽ちんにやっていることが、実は誰かほかの人を助けたり、役立つことになることは往々にしてあります。
「働く」という言葉の語源には「傍(はた)を楽(らく)にする」というものがあり、自分にとって大切な他者を楽にしてあげることです。
才能を発揮することで、自分も楽ちんで相手も楽ちんになるなんて一石二鳥ですよね(*^^*)
そして自分も楽ちんで相手も楽ちんな状態のときに、お互いの間に余力が生まれます。
余力があるときは、何か新しいものを創造しよう、もっとみんなで豊かになるにはどうしたらいいか、など建設的な想いやアイディアも生まれやすくなり、ともに豊かな人生を歩めるようになります。
才能を発揮していくことで、自分も周りの人も楽ちんになる=ともに豊かになるという生き方ができるのです。
➂才能を発揮するよさ=飛躍的に成長していける(人生のステージがどんどん変わる)
最後に、才能=「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」を発揮してくと、飛躍的に成長していくことができます。
自分には能力があると信じて行動したり、自分自身を信頼して色んなことに挑戦していると、必ずといっていいほど「出逢い」が増えます。
出逢いによって、私たちは新しい世界を知り、新たな挑戦や課題を見つけてトライして、自分自身をどんどん磨いていくことができます。
また、才能を発揮するためには自分自身と向き合う時間が大量に必要です。
なぜなら、自分自身の感情を見つめたり内省したりして、自分の現在地を確認しないと、私たちは次に何をしたらいいか判断できないから。
また時には、自分のことを信じられなくなったり、疑心暗鬼な気持ちがうまれてくることもあるでしょう。
そういう時こそ、自分自身と向き合うことでさらに人間的な深みがでてきます。
才能を発揮することで「出逢い」と「自分と向き合う時間」を人生にもたらすことになり、飛躍的に成長していけるのです。
飛躍的に成長するというのは、言い換えると人生のステージがどんどん変わっていくということでもあり、才能を発揮することで自分が想像もしていなかったところへ進んでいけます。
自分の才能を発揮するための3つのステップ
ここからは、いよいよ自分の才能を発揮するための3つのステップについて紹介していきます。
自分の才能を発揮するために必要な3つのステップとは、
↓
②自分の才能を意識して使っていく・発揮していく
↓
➂自分の才能を人のために使うようになる
この3つのステップを踏むことで、自分らしく、周囲の人とともに豊かになって、飛躍的に成長していけるようになります。
また、この3つのステップの先には、
↓
④共創・共栄(ともに創る、ともに栄えていく)
↓
⑤共進(ともに進化していく)
という段階もあるのですが、今の私にはまだ説明できない(体感がない)ので、最初の3つのステップまでを説明していこうと思います。
(説明できるようになったら、また記事に上げますね(*^^*))
ステップ➀自分の才能を受けとる
最初のステップは「才能を受けとる」ことです。
まずは、才能とは「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」であり、その力が自分にはあるんだと受けとることから始まります。
自分には能力がある
自分は能力を発揮できる
自分は自分自身のことを信頼している
と受けとるのに必要なことは何もありません。
だって、そもそも備わっているものなんだから、今すぐにでもあなたが受けとれれば、それでいいのです。
そんな簡単でいいの!?と思うかもしれませんが、それでいいんです。
でも実際は、なかなかそうは思えないのが人間ですよね。
自分に能力があることを信じられなかったり、自分のことを信頼できない原因は、実はあなたの根っこの部分にある「思い込み」・「概念」・「枠」が邪魔しているからです。
- 自分には価値がない
- 罪悪感や自責の念
- 自己否定
- 〇〇する/〇〇しない自分はダメだ
など、私たちには無意識に自分の可能性を狭めてしまう思い込みをたくさんもっています。
これらは今日まで生きてきた中で、自分を守るためにつくられてきたいわば鎧のようなもの。
なので、ますは、あなたの才能を発揮するのに邪魔をする「思い込み」や「概念」・「枠」を外していくことがとても重要です。
ステップ②自分の才能を意識して使っていく・発揮していく
次のステップは「自分の才能を意識して使っていく・発揮していく」ことです。
この段階では、あなたは「自分には能力があると信じて発揮しようとする力」・「自分自身を信頼する力」を受けとり、自分には才能があると思えています。
当たり前のように、
自分には能力がある
自分は能力を発揮できる
自分は自分自身のことを信頼している
という状態になると、どんなことが起こるかというと、
「これ好きかも~」とか「これなんかいい感じにできるかも~」と感じる出来事が増えます。
今まで全然気にならなかったことが気になり始めたり、やりたくなるのもサインの1つです。
またいろんな人から、「自分が人よりも上手にできること」や「自分が楽にできること」を教えてもらう機会が増えてきます。
- あなたって〇〇が本当に上手よね!
- なんでそんなことできるの!すごい!
- そのやり方、教えてほしい!
自分として全く普通なこと、むしろ当たり前すぎて気付かないことなのですが、周囲の人から見るとそれは宝物のように見えるので、しつこく教えてくれます。
というのも、実は自分の感覚も周囲の人もいつもサインを出してくれているのですが、自分が受けとる準備ができていないと、受けとれない(気づけない)ようになっています。
自分には能力がある
自分は能力を発揮できる
自分は自分自身のことを信頼している
という状態になって、初めて人は自分の能力の存在を意識的に探し始め、サインに気づき、使おうとするようになるのです。
という私も、自分の才能を受けとってから、急にブログを書きたくなったり、人と話す機会が今まで以上に増えて、
- 本質的なのに分かりやすい文章書けるってめちゃすごいよ!
- あなたがいると場が整うから場づくりする時はいてほしい
- 不思議と人を自然体にさせるパワーがあるよねえ
という声を頻繁に聞くようになりました。
そして、「これって、もしかして自分の特殊な能力なんじゃない?」と自分で意識しはじめてからというもの、一気に成長が加速している感じがします。
また、自分の才能を発揮していくためには、「トライアンドエラー」と「限界突破」を繰り返して能力を磨いていく必要があります。
物事を上手になる、マスターするステップには、
このループをひたすら繰り返すことで、自分の能力を最大限に発揮できるようになります。
トライアンドエラーを繰り返していくと、「限界突破」しなければ先に進めない場面が出てきます。
今までの自分、いつもの自分じゃ乗り越えられないような場面が出てきたときに、人はいつもの自分・いつものやり方を手放して、グッと力を込めて角度を変えるようなチャレンジをして能力をさらにパワーアップさせるのです。
この「トライアンドエラー」と「限界突破」を繰り返すうちに、あなたはピカピカに輝きはじめます。
ただ、そうは言っても行動できないのが人間ですよね。(デジャヴ?)
このステップでも「トライアンドエラー」や「限界突破」ができず成長が止まってしまうことがでてくるのですが、それもあなたの根っこの部分にある「思い込み」・「概念」・「枠」が邪魔しているからです。
- 自分が変化したら周りの人にどう思われるのだろうか
- どうなるのか見えない、分からない、怖い
- どうしてもこのやり方を変えられない
こんなあなたの無意識の思い込みが、あなたの成長を止めてしまいます
これらを無視してがむしゃらに行動しても、根っこの思い込みをクリアにしないとあなたは同じ場所をぐるぐるするはめになってしまいます。
このステップでも、あなたの才能を発揮するのに邪魔をする「思い込み」や「概念」・「枠」を外していくことが大切になります。
ステップ➂自分の才能を人のために使う
3つ目のステップは「自分の才能を人のために使う」ことです。
これまでのステップで、あなたは、自分の才能を受けとり、サインに気づいて、トライアンドエラーと限界突破を繰り返す中で、どんどん才能が開花されているはずです。
これって、はたから見るといわゆる「すんごい努力」や「異常な行動量」に見えます。
でも、やっている本人としては楽しいし、人よりも楽にできて自然とやっちゃうことだから続けられるという不思議な状態です。
そんな状態の時に、人から
「もっといろんな人に知ってもらったらいいのに」
「いろんな人を助けることにつながると思うよ」
という言葉をもらうようになってきます。
ここが大事なポイントで、この時に「人のために使ってみたい」という想いが自分から自然と出るようになっていたら、その想いを受け止めてやってみます。
ここでも、例のごとく
- いやいや、まだ自分はそんな段階じゃないから
- 自分の能力で誰かを助けるなんてそんなめっそうもない
- 人のために使いたい、人を救うなんて上から目線で偉そうで嫌
こんな思い込みや自意識があなたの根っこにあると、素直にサインを受けとれず、あなたの成長を止めてしまいます。
このステップで必要なのは「許可」と「共創」です。
許可というのは、自分自身の才能を自分以外の人にも使うこと・才能を広めていくことへの許可を自分に出してあげること。
これが結構手ごわいのですが、ここを手放していくことで、あなたの力は格段にパワーアップします。
自分の力を人のために使うことを許可できると、自分の力を見せびらかしたり、自分のすごさを誇張する必要もなくなります。
なぜなら、「自分の力の証明・試したい」という気持ちから「貢献」にマインドがシフトするからです。
人のために使うことに重きが置かれるので、自分がどう見られているかはあまり気になくなります。
逆に言えば、自分の力や自分のすごさを強調したくなる時は、まだ人のために使う許可が下りてないサインでもあります。
もう1つ大切なのが「共に創る」という次のステップの【共創】のモチベーションをもつこと。
共創は、仲間を募ってみんなで豊かになっていく感覚であり、誰かを蹴落として自分だけ豊かになるものではありません。
そのためには、仲間に自分の知恵や能力をシェアしたり、教えたりすることが出てきます。
この段階に来るとあなたのもっている知恵や能力は人に分け与えても減ることはありません。
むしろ、「ろうそくの灯」のように、人から人へあなたの灯が伝わっていき、どんどん世界が明るくあたたかい場所へと変化していきます。
どのステップにも共通する作業=自己浄化のしくみ
ここまで読んだあなたは、きっともうお気づきだと思います。
実は、自分の才能を発揮する3つのステップのどの段階でも、必ず必要な作業がありましたよね?
それは、
自分の根っこの部分にある「思い込み」・「概念」・「枠」を外し、受けとる/許可を出す作業。
この作業を「自己浄化」といいます。
私たち人間は生まれてきてから今日まで、善悪の判断や思い込み、概念、枠、限界を自ら生み出しては、それに苦しんできています。
それらは、どこかの段階でつくりあげた自分を守るための鎧、一種の自己防衛システムなのですが、それらがありすぎると才能を発揮できないことはもちろん、生きること自体が窮屈になってしまう原因にもなるのです。
↓
②フィルター(善悪の判断・思い込み・枠など)
↓
➂感情
↓
④行動パターン
この順番で人の行動は決まるようになっているのですが、②フィルター(善悪の判断・思い込み・枠)の存在を多くの人は気づきません。
例えば、
➀「上司に突然怒られた」という事実・出来事があった場合、
②フィルター:「上司は気分屋だ」という思い込みを通して、
➂感情:「なんで上司の気分に振り回されないといけないんだ」というイライラを感じ、
④行動パターン:「仕事をサボる、手を抜く」という行動に出る。
というような感じです。
同じ➀「上司に突然怒られた」という事実・出来事があった場合でも
②フィルター:「自分はいつも失敗する」という思い込みを通して、
➂感情:「ああ、また失敗だ。なんで自分はこんなできないんだろう」という無力感を感じ、
④行動パターン:「人の顔色をうかがって過剰反応する」という行動に出る。
こんな感じで、フィルターが違えば、その後の感情や行動パターンが変わります。
このフィルター部分を「自己浄化」でクリアにしてあげることで、自分の感情や行動がスムーズに流れていくのですが、この作業の大切さややり方を教えられることは、ほとんどありません。
自己浄化をすること=人生のステージを変えること=才能を発揮すること
この「自己浄化」は人生の新しいステージに行くときに必ずいる作業なのですが、多くの人が人生をステージを変えることができずに、同じ場所にとどまってしまいます。
そもそも人生のステージを変えるというのは、イメージとしては「縦移動」です。
自分の中にある、善悪の判断や思い込み、概念、枠、限界、価値観など、物事を見るフィルターを自己浄化して手放していくことで、縦に移動できます。
縦に移動すればするほど、自分の中にある制限がなくなり、才能を発揮することもたやすくなります。
ですが、多くの人は自分の中にあるフィルターを変えずに、表面上の課題や目に見える行動パターンを変えようとします。
これは、縦ではなく「横移動」しているようなイメージです。
横移動しているときは人生のステージは変わっておらず、表面上の課題や行動を変えても、また同じパターンの出来事が違う相手を通してやってきます。
- 上司との折り合いが悪い
- パートナーと長続きしない
というような人生でパターン化された出来事、あなたにも1つや2つあるんじゃないでしょうか?
こういう課題は、職場や相手を変えようが、根っこのフィルターが変わらないと変わりません。
あなたがあなたのフィルターに気づいて手放すまで、違う相手を通じて、何度も同じことを繰り返すはめになります。
縦移動する場合は、
- 上司との折り合いが悪い
- パートナーと長続きしない
という表面上の課題を解決するのではなく、その課題の根っこにフォーカスして自分の中にあるわだかまりや思い込みと向き合って、それらを浄化することでフィルターがクリアになります。
根っこのフィルター(思い込み)を変えてクリアにする=浄化すると、自分自身の人生のステージが縦移動していき、課題が課題じゃなくなくなります。
課題が課題じゃなくなるというのは、自分の意識が変わっているので、課題と思っていたことが気にならなくなったり、そもそも課題だと思っていたことが起きなくなったりしていくから。
課題を感じなくなることにより、より自分の才能に気づけたり、行動がスムーズにできたりするようになります。
自己浄化をするということは、人生のステージを変えることであり、才能を発揮するためにも必要な作業だということがお分かりいただけたでしょうか?
自己浄化の方法~簡易版~
ここからは、人生を変える上でも自分の才能を発揮する上でも、非常に大切な「自己浄化」という作業のやり方について簡単に紹介します。
- 泣く
- 自分の気持ちを書き出す
- 瞑想(内観)
- イメージワーク・エネルギーワーク
この4つの方法がポピュラーなものですが、手が出しやすいものから順番に書いています。
まずは、自分の未処理な感情を消化するために、思い切り泣くことをオススメします。
また自分の気持ちを書き出すこともオススメです。
自己浄化する上で「感情を出してみる」という作業は非常に重要で、なぜなら自分の中から感情を出してみることで、フィルターに気づけるようになるから。
フィルターの中でも特に強力なものをクリティカルファクターといい、そいつはあの手この手で私たちの変化成長を止めようとします。
ですが、「感情を出す」ことを繰り返すうちに、自分のクリティカルファクターにぶち当たり、浄化されていくことがあります。
また、自分の感情を出すことに慣れてくると、客観的に自分の感情を見ることができるようになって、よりフィルターに気づきやすくなります。
瞑想(内観)やイメージワーク・エネルギーワークは、慣れるまでに少し時間がかかりますが、慣れてくると自分の体がその気持ちよさ、すっきり感を求めるようになります。
瞑想(内観)やイメージワーク・エネルギーワークなどで、自分の内面で何が起こっているかを見つめたり、イメージを膨らませて自分自身のエネルギーを感じることで、自己浄化はぐんと進んでいきます。
私も瞑想やイメージワーク・エネルギーワークを毎日しているのですが、じわじわとしみわたっていく感じがたまらなく心地いいです(*^^*)
自己浄化についてもっと詳しく知りたい方はこちらまでどうぞ↓
まとめ:才能を発揮するということ=心が望んでいること
今回は、「才能」についての思い込みをはらし、自分の才能を発揮する3つのステップと人生を変える自己浄化のしくみについてシェアしていきましたが、いかがだったでしょうか?
私たちが心の底から望んでいることというのは、
➀自分自身を磨く、高めていくこと
②人の役に立つこと(貢献)
のたった2つです。
自分を磨きたい、人の役に立ちたいという想いは、根源的な人の欲求であり、私たちが生きていく上で大きな力になります。
そして、その欲求を満たす方法が、あなたが才能を発揮することであり、あなたが自分の才能を発揮していくことで、あなたも周りも豊かになる世界がすぐそこにあるのです。
そのためには、まずは何よりも自己浄化を行って、才能を発揮する3つのステップを進んでいくことが必要。
あなたの成長を止めている思い込みはいったいなんでしょうか?
あなたを苦しめているフィルターとはどんなものなのでしょうか?
恐怖、プライド、罪悪感、怒り、恥、自責、無力感、悲しみ…
もう、そろそろ、それらを手放してみませんか?
手放すことはとても怖いことです。
手放すと今までの自分とは変わってしまうのが私たちには本能的に分かります。
なので、怖いのです。
でも、その怖さを手放した先に「新しい自分」、「まだ見たことのない景色」があなたを待っています。
人生とは旅のようなもので、まだ見ぬ景色を味わい尽くし、どんどん自分自身が生まれ変っていく「変容の旅」なのです。
一緒に旅を楽しみましょうね(*^^*)
応援しています!
コメントを残す