今日、先輩の先生からある記事を紹介されて読んでみた。
井村雅代さん(シンクロナイズドスイミングの日本ヘッドコーチ)のインタビュー記事
『本気で向き合えば可能性は開ける』
この記事から「あこがれ力」や「人が成長すること」、「教師の役割」ということについてヒントをもらった。
人が今までできなかったことを、できるようになりたいと思ったとき、
自分の才能を開花させたい、他者の才能を開花させたい、と思ったとき、
必要になるのが「本気で向き合うこと」だと井村さんは言う。
ただ、「本気で向き合う」って言われても、何をもってそれができているのか判断しづらい。
私が思うに、何かに対して本気で向き合っている人は
その対象に向かって、自分自身が持っている様々なリソース(時間・お金・能力・労力など)をまるごと差し出している人だと思う。
「自分が疲れちゃうのは嫌」とか
「周りの人から引かれて嫌われるのは嫌」とか
「上手くできるか自信ない」とか
「失敗したら恥かしい」とか
「自分のやり方変えたくない」とか
そんな自己保身なんて考えず、目的達成のために出し惜しみしない人。
そんな人からは「情熱」や「没頭」のエネルギーからくる「独特のオーラ」が出ている。
そのオーラに触れることこそ「あこがれ力」の1番の源であろう。
ただし、ただの「熱血漢」ではなくて、その人のいうやり方をすると成果もついてくるという「圧倒的な実力」があるのが前提だろう。
口だけ野郎の熱い言葉は人に見破ぶられる。自己保身に走ったらすぐに言葉のメッキがはがれるからだ。
その人の言葉に真実味や裏づけされた知恵を感じられるからこそ、人の心に響く。
その人のそばにいると、なぜだか自分の中からエネルギーが湧いてくる。
その人を見ているだけで、なぜだかこっちまでわくわくしてくる。
その人の行動の1つ1つにきちんと一本の筋が通っているのが伝わってくる。
「この人そばにもっといたい」「この人からもっと学びたい」と思わせる人が周りの人の「あこがれ力」を高めていくのだろう。
そんな先生になりたいと思った今日この頃。
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