みなさんは、自分が感じる「違和感」を大切にしていますか。
心が「モヤっ」としたり、「ザワザワ」したりする、あの感覚です。
実は、私は、現在1か月前から休職しています。
というのも、タイトルの通り、1か月前の私は自分が感じている「違和感」を無視し続けて、実際に「うつ」状態でした。(今は、自分がやりたいことたくさんやって、元気もりもり回復中です!)
私の職業は小学校教師なのですが、仕事をしている間、もう本当にたくさんの「違和感」を感じていました。
- なんで、クラスの授業準備より学校事務やアンケートが優先なの?逆じゃない?
- なんで、子どもたちと休み時間に遊ぶ余裕がないの?
- なんで、持ち帰り仕事がこんなに多いの?
- なんで、先生みんなこんなに疲れて消耗しているの?
- なんのために先生たちは頑張ってるの?
- みんながバラバラな方向を向いてる気がする。
- 誰も本音を言わない。建前ばっかり。居心地悪い。
- なんで、こんな状況なのに、誰も文句言わないの?
- 毎日毎日、自分がすり減って消耗している気がする。
- 自分が本当にやりたいことはできないまま、どうでもいいことをこなしている気がする。
- 周りに合わせてその場をやり過ごしていってるような気がする。
- 自分は、こんな働き方でいいの?こんな生き方でいいの?
こんな感じで、もんもんと「違和感」を心の中にため続けていました。
しかし、私の場合、その「違和感」を
目次
- いや!ほかの先生もみんな同じ条件で頑張ってるし!
- 自分だけ甘えられない!
- やるしかない!
- 大丈夫!大丈夫!
という、謎のポジティブシンキングで「違和感」に自分で蓋をして、感じないように無視していました。
そして、周りの先生たちにも、自分の「違和感」を伝えることなく、「違和感」の蓋を閉じたまま、がむしゃらに仕事をこなしていました。
私は、がむしゃらに仕事をこなせば、この違和感はどこかへ行くと思っていました
ですが、結果は、「うつ」です。
頭でどれだけ、「学校に行かねば」と思っても、心と体が学校へ行くのを拒否し、ベットから出れなくなりました。
今回は、この私の経験をもとに、自分の感じる「違和感」と「うつ病」の関係について、考えていこうと思います。
そもそも「違和感」ってなんで感じるの?

生きていれば、誰だって、多かれ少なかれ「違和感」って感じるものだと思います。
では、なんで人は「違和感」を感じるのでしょうか。
違和感
しっくりしない感じ。また、ちぐはぐに思われること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
そもそも「違和感」という言葉は、「しっくりこない」・「ちぐはぐしている」という感覚を表す言葉のようです。
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人は、自分の周りの環境や人間関係などの自分の外の世界と、自分の価値観や理想、感情などの自分の内の世界、2つの世界を持っています。
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私は、自分の外と内の世界にギャップを感じる時に、人は「しっくりこない」・「ちぐはぐしている」と感じて、それが「違和感」になるのだと思います。
例えば、「のんびり安全に暮らしたいウサギ」がいるとします。
そのウサギの内の世界は「のんびり安全な暮らし」を求めているのに、外の世界が「弱肉強食のサバンナ」だとしたら、ウサギちっとものんびりできないし、安全にも暮らせません。
いつもびくびくして、巣穴でじっと動かず怯えているかもしれませんし、「ここは僕の住む場所じゃない!」と嘆いているかもしれません。
このウサギみたいに、自分の外と内の世界のギャップの差が大きければ大きいほど、「違和感」も強く感じます。
「うつ」になるしくみ

では、人が「うつ」になるのは、どういうしくみなんでしょう。
リンク先で書かれいるうつ病の原因として、
- 遺伝的要因
- 環境的要因
- 身体的要因
- 過度のストレス
- 本人の性格・気質
が挙げられていました。
その中でも、
うつ病になりやすいタイプ
うつ病になりやすいタイプとして、まじめで責任感が強く、人あたりもよく、周囲の評価も高い人が多いということがいわれています。
このようなタイプの人は自分の許容量を超えてがんばりすぎたり、ストレスをため込んでしまうため、こころのバランスを崩してしまいやすいようです。
すべてに完璧を求めるのではなく、物事に優先順位をつけてやっていくようにするなど、考え方を変えていくこともうつ病になりにくくするためには重要です。
- まじめで責任感が強い
- 人あたりがいい
- 周囲の評価も高い
この「いかにもいい人3点セット」がある人ほど、自分の外と内の世界に「違和感」を感じやすく、しかも「違和感」をため込んでしまうのだと思います。
「違和感」ってよくよく考えたら、ものすごいストレスですよね。
- 自分が望んでいるものが、その環境や状態では手に入らない。
- 自分一人が頑張っても頑張っても、望んでいるものはやってこない。
「不足感」、「欲求不満」、「絶望感」、もう「負の感情」のオンパレードです。
そんな感情を抱えているのにも関わらず、それらに蓋してがむしゃらに仕事をしていた私は、まさしく「自分の許容量を超えてがんばりすぎたり、ストレスをため込んでしまう」という状況だったんだと思います。
「違和感」は心のSOS!!

自分の感じる「違和感」は、あなたの心があなたに向けて、
- これ自分の価値観と合ってないよ!
- こっちに進みたくないよ!
- これはやりたくないことだよ!
って教えてくれる、「心のSOS」です。
それを無視し続けるってことは、「自分の心に嘘つき続けている」ということです。
そんなことをされ続けたあなたの心は、あなたのことがだんだん嫌いになっていきます。
心が自分のことを嫌いになったら、だんだん何も感じなくなります。
あなたらしさも消えていきます。
最後、あなたの内の世界は空っぽの灰色になります。
そんなの嫌じゃないですか??
私は、嫌です。
「なんか嫌だな」とか「なんか変だな」っていう軽い「違和感」も、ほっておかず、「何に対して嫌って思ったのかな?」、「何に対して変って感じたんだろう?」と少し考えてください。
自分が感じる「心のSOS」をしっかり聞いてあげてください。
そして、そのSOSに従ってみてください。
私は、「うつ」になってから従いましたが、そうなる前に従ってあげてください。
そうすれば、かならず、自分が望んでいる世界と出会えます。
まとめ

今回は、この私の経験をもとに、自分の感じる「違和感」と「うつ病」の関係について、考えてみましたが、いかがだったでしょうか。
今回の記事の要点をまとめると、
- 「違和感」=「自分の外と内の世界のギャップ差」を伝える感情
- 「違和感」=「うつ病」を引き起こすほどのストレスのもと
- 「違和感」=自分の心が発する「SOSサイン」
こんなに大事なことを「違和感」はあなたに伝えてくれています。
今この記事を読んでいるあなたは、きっと少し前の私のように、
- なんだか分からないけど「変な感じ」
- 胸のあたりが「モヤっとする」
- 自分はこのままでいいんだろうか
- どうにか、現状を変えたい
こんな「違和感」を感じているじゃないかと思います。
そんなあなたにだからこそ、とにかく、自分が感じる「違和感」を大事にしてほしいです。
あなたの心が発する「違和感」を信じてほしいです。
その感覚は、あなたにしか分からないし、あなたの「本能」があなたに訴えているんです。
違和感を信じて、自分の違和感の感じない方向に進んでいけば、必ず「自分だけの幸せ」が待っています。
あなたには、「違和感」から「幸せ」を掴んで欲しいと思います。
そんな「違和感」を解決して「自分らしく生きていく」ためのヒントになることを、このブログでは書いていきますし、メルマガでも発信していこうと思いますので、ぜひともメルマガを登録してみて下さい(*^^*)
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今後とも「ちりつも」をよろしくお願いします。
めちゃめちゃ分かります。
めちゃめちゃ。
私もその違和感が無視できなくなって
思い切って退職しました。
嫁子供がいるのに
でも、今は約3週間のんびりして
心が平穏です。
焚き火、私も好きです。
〉ゆっちゃんさん
コメントありがとうございます(*^^*)
そうだったんですね。
ゆっちゃんさんの心が平穏で何よりです。
ぜひ機会があれば一緒に焚き火しましょうね(*^^*)