あなたは今何歳ですか?
私は今年で25歳の社会人3年目。
職場でも任される役割は増えていき、「もう若手から卒業だね」なんて言われる年齢に達しています。
その反面「基礎が足りない」とか「まだまだ未熟」とかって、批判される年齢でもあり、複雑なお年頃です。
自分としては、学生気分が残っていた新卒の頃を懐かしく感じたり、年下が頑張っている姿を素直に応援できるようになったりして、うれしいような少し寂しいような感じです。

25歳って、大人の仲間入りは果たしてるんだけど、その時々で「もう一人前」扱いされたり、「まだまだ未熟」扱いされて、都合よく言われるよなあ。
他人の都合じゃなくて、客観的にみた時に、今の自分は人生でどのぐらいの位置にいるんだろうか。
気になって調べてみると、「人生時計」というものに出会いました。


へえ。おもしろい。
人生を「1日」として考えて、今の年齢を「時刻」で表すんだ。
今回はこの「人生時計」という考え方を使って、人生について考えてみようと思います。
目次
「人生時計」の考え方

「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足、この生き物はなあに?」
というスフィンクスのなぞかけは、人間の一生を1日に例えたものです。
つまり、遠い昔から、人間の一生を1日に例えるという考え方がありました。
最近では「人生時計」という考え方が、人間の一生を1日に例えた良い例でしょう。
人生時計は、「自分の年齢を3で割り、その数字を24時間制の時刻に当てはめてみる」というアイデアです。自分の人生の時刻を知ることができるわけです。
つまり、自分の年齢÷3で出た数字を時計の時刻に見立てて考えるのですが、この方法だと「24時=72歳」ということになり、ご長寿大国日本では、当てはまらなくなってきています。
正確に測ろうと思うと、平均寿命÷24ででた数字を使って、自分の年齢を割る方法が1番いいです。
最新の日本人の平均寿命(2016年)は女性87.14歳、男性80.98歳(厚生労働省調べより)なので、
女性は87.14÷24=3.6308333…
男性は80.98÷24=3.3741666…
女性は自分の年齢÷3.6、男性は自分の年齢÷3.3という計算式になります。
ただ、めんどくさいって人は「人生の時計」のサイトで簡単に計算してくれます。
(ただし、このサイトは1939年~1997年生まれの人しか対応してません)
今の私の「人生の時間」

25歳の私の人生を計算してみました。
私は体は女性なので、女性用の自分の年齢÷3.6で計算してみます。
25÷3.6=6.94444…
時刻にすると6時50~59分ぐらい。出勤前の朝の時間って感じです。
また、「人生の時計」で計算してもらうと、

やっぱり6時58分という朝の時間でした。

25歳って、人生でまだまだ朝の時間なんじゃん。
全然1人前じゃないし、むしろこれからが人生のスタートじゃん。
エネルギーをたっぷりチャージしましょう。
ってメッセージもまさにそうだね。
これで私は、大人の理屈の「1人前」とか「そろそろ身を固めろ」とかって言葉に対して、「まだ私の人生7時前なんで!」ってスカッと言い返そうと思います。
「人生時計」で人間の一生を考えてみると…

男性の「80歳」という数字が切りがよくて分かりやすいので、
自分の年齢÷3.3で各年齢を時間に当てはめて「人生時計早見表」を作ってみました。
人生時計早見表(80歳を寿命とした場合)
0歳 = 0時
10歳 = 3時
20歳 = 6時
30歳 = 9時
40歳 = 12時
50歳 = 15時
60歳 = 18時
70歳 = 21時
80歳 = 24時
私なりにそれぞれの人生の段階について考察しようと思います。
0~20歳の時期は【人生の睡眠時間】

0~20歳の時期は、人生時計で言えば「0時~6時」の間です。
1日の生活の中では、基本的に「睡眠時間」に当てはまる時間です。
睡眠の役割は「成長、疲労回復、記憶の整理」であり、日中活動するために力を蓄える時間です。
まさに、0~20歳の年齢は「自分の人生を歩むために力を蓄える時期」であり、質の良い睡眠がいい一日のスタートをもたらすように、充実した幼少期~青年期も充実した人生を歩むために大切な時期です。
また、睡眠時間中って自分じゃ意識できないことがいっぱいあるじゃないですか。
好きな夢を見たくても、コントロールできないし(まれに、できる人もいるらしいですが)、無意識に支配されているのも特徴的な時間です。
まさに幼少期~青年期も、保護者や先生など周りの大人に守られながら(場合によっては支配されながら)、過ごす時期なので、自分で選べる自由度は低いし完全なる自分の人生とはいいきれない部分もありますよね。
20~40歳の時期は【人生のクリエイティブタイム】

20~40歳の時期は、人生時計で言えば「6時~12時」の間です。
ここの時期は、「人生のクリエイティブタイム」です。
睡眠から目覚めて、自分の生活がスタートするこの時間。
ですが、いきなりハードな活動をするかっていったらそうではなく、巷で朝活がはやっているように、朝の時間を有効活用して、自分の勉強時間やフィットネスなどを推奨していますよね。
目覚めてすぐの20代はこの「朝活」の時期で、「自己啓発」や「自分磨き」をしつつ「自分の人生の舵取りを学ぶ」時期なのだと思います。
そして、12時=正午の40歳を1つのゴールとして、そこで人生が豊かに盛り上がるように、色んな人に出会ったり、仕事を一生懸命したり、旅をしたり、恋愛をしたり、とにかくたくさんの経験を積む時期が20~40歳までの「クリエイティブタイム」です。
この「クリエイティブタイム」の間にどれだけ色んな経験を積んでいるかで、人生の後半部分が大きく変わってくるので、この時期は、やりたいことやったもん勝ちです。
40~60歳の時期は【人生の楽しみを味わう&残りの人生プラン設計の時間】

40歳~60歳の時期は、人生時計で言えば「12~18時」の間です。
この時期は、「人生の楽しみを味わう&残りの人生プラン設計の時間」です。
この時間は、正午で一区切りついた活動を、ランチやおやつタイムでゆっくり癒されながら振り返り、さらにパワーアップさせていく時間です。
また、アフター5のことを考えたり、夜の時間の過ごし方も考えるようになります。
ランチとかおやつタイムって超楽しいですよね。
この時期の40~60歳の時期も「自分の人生の楽しみ」をしっかり味わっていけるようになる時期です。
この「自分の人生の楽しみ」が充実するかどうかは、20~40歳の「クリエイティブタイム」をどんな風に過ごしたかで変わってきます。
この楽しみがあるからこそ、仕事もさらに充実・進化してきます。
かっこいいアラフォー、アラフィフの人たちって、子どもみたいに遊んでいる感覚で仕事をする人が多いと思います。
仕事もひっくるめて「自分の人生の楽しみ」を味わっていくのが、この時期なのではないでしょうか。

また、アフター5や夜の時間の過ごし方を考えるっていうのは、そのまま自分の残りの人生を意識して計画を立てていく時期というのを表しています。
自分のこれまでの人生を振り返って、これからどんな余暇を過ごしていきたいのか、残り時間が見えてきているからこそ、真剣に考えられるようになりますよね。
「若いうちから人生プランを考えろ!」って言う人もいますが、この40~60歳までの時期が1番残りの人生プランを考えるのにぴったりな時期だと私は思います
だって若いうちは残りの人生の時間の量が多いし、まだまだ自分の軸が定まっていない場合も多いので、プラン立て自体が難しいところがあります。
40歳を1区切りにして、そこまでに自分の軸を作っておけば、残りの人生の時間量的にも計画・実行がしやすいです。
60~80歳の時期は【人生の第2のクリエイティブタイム&バトン渡しの時期】

60~80歳の時期は、人生時計で言えば「18~24時」の間です。
この時期は、「人生の第2のクリエイティブタイム&バトン渡しの時期」です。
1日も数時間に残した夕方~夜の時間は、「自分の人生の楽しみ」を思う存分味わってすごしてもいいし、何か新しいことに挑戦してもいいし、心穏やかに過ごしてもいいし、とにかく自由です。
20~40歳のころのがむしゃらに自分の軸を作っていった「クリエイティブタイム」とは少し違っていて、この自由さやゆとりのある感じが「第2のクリエイティブタイム」です。
また、アフター5の飲み会で自分の経験を人にに伝える「バトン渡し」の時間でもあります。
自分の経験を次の世代へつなげる役目もこの時期の人たちの大きな役目だと思います。
そして、充実した一日が終わるように、充実した人生が終わっていきます。
まとめ

今回は「人生時計」という考え方で人生を見つめなおしてみましたが、「人生時計」は自分の現在地を知って、何をするのかを考える手段としてとてもおもしろい考え方です。
私は25歳で、人生時計でで言えば7時前の人生これからって時間。
ですが、社会に出ると、
- 「若いから」って人は見てくれない。
- 若かろうがなんだろうが失敗は許されない。
- はやく周りの大人の様に振舞えるようにならなければ。
そんな社会の圧力から、自分の時間を無意味につぶしたり、自分で自分の時間を止めたりする人がいるのも事実としてあります。
そんな人たちに、勇気をくれる最高のメッセージがあります。
人の一生を時計一周24時間に例えたお話がある。お前の人生は今何時だ?
人の一生を時計一周24時間に例えたお話がある。
君達は夜中の0時に正にこの世に生まれた。この世に生を受けた。
人の寿命を70歳くらいと考えたら、3年を一時間として、
朝6時、もしくは7時。君達はいまやっと朝を迎えたくらいでしかない。
大学をでて、社会にはいってちょっと経ってもまだまだ朝9時でしかないんだ。
社会ではまだまだ青くて到底使える人材でもない。楽しみに満ちながら君たちの成長をみてきた君たちのお父さんやお母さんは君たちが自分の時計で朝の2時や3時の頃、もう既に昼の2時や3時になっていたんだ。今はどうだろう。もう夕方5時、いや6時を過ぎているかもしれない。今から彼らはやり直しがきくだろうか。あと6時間も無いのだ。人生は6時間も無いのだ。日は沈んでしまったのだ。
では君達はどうだろう。みんなまだまだ朝6時や7時じゃないか。やり直しなんていくらでもきく。何回やり直したって、朝8時くらいでしかないじゃない。
一番悲しいことは、ここで自分の時計を無理やり止めてしまうことなんだ。可能性はまだまだ秘められているのに、まだまだ一日はこれからなのに、太陽の燦々とあたる昼に向けて準備をする時間でしかないのに、自分の時計を止めてしまうことなんだ。
親は望んでいるだろうか?友人は望んでいるだろうか?君たちの輝かしい未来を、本当に今から始まる君たちの未来を、止めてしまうことを望んでいるだろうか?君は望んでいるだろうか?
どうか、一番悲しい選択だけはしないで。君たちへの最後の言葉です。頑張っておいで。
本当に人生が時計なのならば、自分の時間を食いつぶす行為や自分で自分の針を止めるという行為ほど、悲しいことはないです。
そして、その結果その人の人生に秘められていた「可能性」さえもなくなってしまいます。
今、自分の人生時計を壊してしまいたいと悩んでいる人は、
どうかその場から逃げてほしい。
自分の目の前の苦しみだけに囚われないでほしい。
今の世の中、どこでだって生きていけるし、自分の居場所だって何度だって作り直せます。
そうやって、あなたがもがいて動いているうちに、必ず、あなたを必要といる人と出会えます。
1人でも多くの人が「自分らしく」人生を選んで歩める世界になるように、今日も私はブログを書き続けます。

レオナルド・ダ・ヴィンチの名言で、「充実した一日が幸せな眠りをもたらすように、充実した一生は幸福な死をもたらす。」というものがあるんだけど、そんな風に年を積み重ねていけたらいいよね~。
人生時計さん、これからもよろしくね!
初めまして。
お若いのに既に50代レベルの人生既知と達観されていらっしゃるのでびっくりしました。
人生時計参考にしました。
今しか存在しないのに。【今が人生だとわすれてしまうのが人間の弱点】という言葉があります。
思い出すのが人生の本分なのかもしれないですね。
〉宇宙人さん
コメントありがとうございます!
とても嬉しいです^_^
素敵な言葉もありがとうございます!
忘れたり思い出したりを繰り返しながら、今を味わいながら生きていきましょうね^_^
応援しています!!