あなたは「引きこもり」って知ってますか?
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」 時々は買い物などで外出することもあるという場合も「ひきこもり」に含める。
働きに行かず、家から出ずに生活している人ですね。
でも、広島には「引きこもらない引きこもり」という人物がいるんです。
なんじゃそりゃ!?
って感じですよね。
今日、私は「引きこもらない引きこもり」というブログを運営している「かずのこ」さんとお会いして話しました。
目次
プロフィール
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岡田一輝(かずのこ)
- 名前:岡田一輝(かずのこ)
- 生年月日:1991年5月2日
- 血液型:A
- 星座:おうし座
- 出身:広島
- 職業:引きこもり
適応障害と診断され、会社を1年で退職して引きこもる。
50cm四方ほどしかなかった行動範囲を飛び出し、自己流で脱・無気力を達成!
かずのこさんも私と同じで、広島在住かつ就職後に「適応障害」と診断された過去があり、私の大好きな「オクユイカ」さんからも「広島にも『かずのこ』さんっておもしろいブロガーがいるよ」と紹介してもらった人物です。

「引きこもらない引きこもり」さんにアポとって、街中に呼び出してみました(笑)
「引きこもらない引きこもり」と初対面
「かずのこ」さんは今日たまたま街中にでる用事があり、私は某コーヒーショップの2階で「かずのこ」さんが来るのを待っていました。

「引きこもらない引きこもり」ってどんな感じなんだろう…
「つちのこ」さんって変わってるよなあ。
私は、勝手に「かずのこ」を「つちのこ」に脳内変換して認識していました(笑)
とんだ勘違い野郎(笑)
そこへ、「かずのこ」さんが登場!

初めまして!

初めまして!「つちのこ」さん!
今日はお会いして下さってありがとうございます!

「つちのこ」じゃなくて、「かずのこ」です(笑)
「つちのこ」ほどレアじゃない(笑)
いきなり、やっちまったーーー!!!
こんな出会いでした(笑)
ほんと、申し訳ない。。。(´;ω;`)
ゆったりまったり本音トーク
コーヒーを飲みながら
- ブログ運営のこと
- 普段の生活のこと
- 適応障害のこと
- 仕事観や働き方のこと
- 恋愛トーク
などについて話していきました。

かずのこさんは、普段なにしてるんですか?
ずっと家にいるんですか?
と聞くと、

基本、家だね。
外に行くのは、何か用事があったり、こんな風に呼び出されりしないと出ない。
なるほど。
そういう感じが「引きこもらない引きこもり」なんだと実感。
また、私は「引きこもらない引きこもり」をしながら、どうやって生活しているのか気になっていたので、

かずのこさんは、ブログ運営で生計を立ててるんですか?
他にも何かやられてるんですか?
と聞いたところ、

いやいや。ブログは上がり下がり激しいし、安定しないから「ライター」とかもしてるよ。
もちろん、ブログだけで食ってる人もいるけど、それは安定する努力をしてる人だからね。

(ライターって響きかっこいい…)
ライターっていいですね。
私、ブログ始めて「文章書く」のが好きなの分かってきて、やってみたいです。
それこそ、自分の興味関心で依頼を受けていけば、書けなくて困るってこともなさそうじゃないですか。
くいっぱぐれなさそう。

それがね、くいっぱぐれるのよ。
自分の興味関心で選んでたら、依頼が来なくなった時期がある。
「ライター」と「ブロガー」は別次元なところがあるよ。
まあ、でもブログ経由で依頼がくることもあるからね。
今、俺はブログ経由で依頼してくれた企業と契約してお金もらってる。
そうやって、ブログだけじゃなくて、色んなことしながら生活してる。

すっげー!!
広島でこんな風に生活している人がいるなんて、生で会うまで信じられませんでした。
かずのこさんはゆる~い雰囲気なんですが、私がやりたいことや想いを伝えると、

いいねえ。
やっぱり「誰かのために」って想いがある人は輝いてるねえ。
って応援してくれて、うれしかったです(*^^*)
何でも話せて、ほんと、お兄ちゃんみたいでした(笑)
色んなことをのんびりまったり話しているうちに、最近私が読んだ「革命のファンファーレ」の話になりました。

これからは、1つの仕事やっておけば安心な時代じゃないってことも、自分の好きなことでしか食っていけなくなる時代だっていうのも、納得だし。
西野さんみたいに自分の望む世界を広げていくのっておもしろいなって思いました。
カバンから実物を取り出して紹介する暑苦しい私(笑)
かずのこさんは、ぱらぱら読んだ後、

この本の中には、俺がやりたいことの答えが書いてあるのかもしれない。
ただ、俺はみんなが同じ方向を向くのが嫌なんだ。
今、ブロガーもみんな同じような方向を向いているような気がして、なんか違うって思ってる。
俺が「見つけた!」と思って選んだ道を、さも自分が見つけたように、それが正しいように、レールを引かれているような感じがして、そしてそれに自分が従ってついていくのが嫌なんだ。
自分が見つけた道なんだから、レールは自分が決めたい。
俺、頑固なんだと思う。
かずのこさん…
めっちゃ熱い…!!!!
なんだか、「革命のファンファーレ」紹介した自分が恥ずかしくなりました。
もちろん、かずのこさんの話を聞いても「革命のファンファーレ」に書いてあることは、これからの時代のスタンダードになっていくと私は思ってるし、信じてます。
でも、この話聞いて、かずのこさんの中にある「己の軸の強さ」や「時代に流されず、本質を見つめる姿勢」ってめっちゃ大事だしかっこいいって思いました。
自分は果たして、そこまで考えて「革命のファンファーレ」を紹介したのか。
安易に時代の流れに流されて紹介した部分があるんじゃないか。
そんな自分の甘さを恥じました。
「適応障害」と「引きこもり」にとっての「ブログ」
私が職場で「適応障害」になって、今休職しながら、自分のやりたいことができそうな場所探したり、会いたい人に会っていることを話している時に、

「適応障害」って周りの環境と自分が合ってないから起こるものだって分かって、休職して環境を変えたら、嘘みたいに楽になりました。
適応障害ってこういうことなのねって。
自分にとって「環境」ってめっちゃ大事だって分かりました。
って伝えたら、

やっぱり、俺らみたいなのは、自分で「環境」を選ばないとしんどい。
選ばなかったら、その環境で求められることができないんだもん。
特に、俺はもともと「不登校傾向」が強かったし。
ゆとり世代に「組織に染まる」ような働き方を望むのはもう無理なんじゃないかな?

(確かにな~。)
組織で働くにしても、フリーでやっていくにしても、自分に合った環境を知って選ぶのが、どの人にも必要ですよね。
私は、大企業だろうと公務員だろうと、ユーチューバーだろうと、その人に合ってればいいんだと思います。

そうだね。
その候補の中に家でできる「ブログ」もあるんだし、なんだっていいんだよ。
超真面目に仕事観について語りました。
また、かずのこさんが、

俺「引きこもり」の人が相談してくる時の心理が分かってきてさ。
とにかく、そういう時期の人って、ただただ自分の話を聞いてほしい、自分の辛さを受け止めてほしいって気持ちでいっぱいで、アドバイスなんて耳に入らない状態なんだよね。
自分もそういう時期に「ブログ」に自分の想いや考えをぶつけてきたから、自分のためにブログ書いてるところがあったよ。
でも、それじゃあそういう悩みをもつ人には届くようになるけど、記事は広がっていかないし、「ブログ」は相手にとって読みやすいものじゃないとなって意識で今はやってる。
それに、最近自分が「引きこもり」の頃の気持ち分かんなくなってるしね。
相談されたら、とにかく「引きこもれ」って言ってる。
自分でその状態を客観視できるようにならないと、引きこもりは解決しない。

(今めっちゃ大事な話してもらった。)
私もかずのこさんと同じく、ブログ書き始めた頃って「自分のこと分かってほしい」「自分の苦しさを知ってほしい」って気持ちが強くて、独りよがりなことを書いてきたし、それで救われた部分がめっちゃありました。
当時の自分は、自分の「苦しさ」や「辛さ」を受け止めてもらえるだけの「人間関係」が自分にはないと決め込んでて。
ブログや携帯のメモに自分の想いを書くことで、自分を落ち着かせてました。
人からのアドバイスも耳に入らないぐらい、どっぷり「自分の悩みの世界」に浸ってました。
でも、自分の状態を言語化していくうちに、自分を客観視できる自分もでてきて、少しずつ自分の想いを伝えたり、人の話が聞けるようになったりして、気付いたら「今の自分」になっていました。
だから、かずのこさんが言った「『引きこもり』の頃の気持ちが分からない」っていうのも、すごい共感でした。
自分も「休職したての頃の自分の気持ち」が少しずつ分かんなくなってきてて、確実に自分が変化してきてるのがありありと感じられるし、昔の記事読んでも「なんでこんなの書いたんだろ?」って思うようになりました。
(初期の記事はほんと、アイキャッチ画像もなにもない、自分の想いの垂れ流しです。)
だからこそ、「今の自分」が感じたことを記事にして残すのってすごく大事だし、それが後々誰かの役に立つかもしれない可能性がある「ブログ」ってやっぱりすごいなあって思いました。
読み手を意識できる自分になっているのも嬉しい変化だし、PV上がればそれだけ多くの人に記事が届けられるんだし。
自分のブログが同じような悩みを持つ人に届いて、
- 自分と同じように悩んでた人がいる!
- こういう方法もありなんだ。
- なんか自分もどうにかなりそう。
って相手が思えるようなクッション的存在になるといいなあって思いました。
そして、そのクッションをもとに自分の悩みに浸りながら、自分であがいて行動していけるような、「客観性」を取り戻すアシストができたらいいなって思いました。
だって、その人しか自分の悩みは解決できないから。
こっちができるのはあくまでも補助で、結局悩んでる本人次第だっていうことを思い出しました。
本当に、この話聞けて良かったです。
最後のほうに、


どういう集まりなんですか??

俺が企画してるんだけど…
企画の主催者って!!!
引きこもりじゃないじゃん!!!
最後の最後まで、ほんと面白くてびっくりしっぱなしでした(笑)

かずのこさん、今日はありがとうございました!

ありがとう。
まとめ
こんな感じで「かずのこ」さんとの会合は終わりました。
かずのこさんに会ってみて、いかに自分が狭い視野で物事を見ていたのかを感じました。
そして、広島にも自分のやりたいことやってる先輩がいることが分かってすごく嬉しかったです。
やっぱり、「人との出会い」が「1番の自己成長」だなって感じられました。
ゆる~く見えて、熱い男!「かずのこ」さんのブログ、ぜひ遊びに行ってください!
ここまで読んでくれた人は、きっとかずのこファンになってると思うので、ブログ読んでもっとファンになってください(*^^*)
かずのこさん!
ありがとうございました!!
こりゃ会って、確かめるしかない!