あなたは読書は好きですか?
私は子どもの頃から大好きで、布団に潜り込んで図書室で借りた本をもくもくと読むような、内向的な部分が多い子でした。
小・中では毎年図書委員会になるという本好き。(地味で仕事が楽っていう理由も大きかったですが(笑))
今でも本がたくさん並んでいる本屋さんに入ると、わくわくしていろんな本を物色しているうちに、気づいたら1、2時間経ってるなんてこともあります。
そんな読書だ~いすきな私が、

という本と、

っていう本を紹介しようと思います。
- おすすめビジネス&自己啓発書
- これからの社会の生き方指南書
- メッセージ系の本
- 人間関係についての本
の4テーマで1つのテーマにつき3~4冊ずつ紹介します。
若いうちに出会った本ってめっちゃ自分の人生に影響を与えますし、社会人になったら読書時間の確保が難しくなるんで、学生のうちにたくさん本を読んで欲しい!!
学生さんは要チェックですよ!!
目次
【問答無用!】超定番&超良書な古典ビジネス本3選
まずは、有名どころのビジネス・自己啓発本です。
3冊とも私は社会人になってから読んだのですが、「なぜ学校はこんな大事なことを教えてくれないんだ!!」と衝撃を受けた本たちです。
- お金の仕組み
- ビジネスの仕組み
- 働き方やライフスタイルの選び方
- 自分の個性・才能の伸ばし方
読まずに社会に出るのと、読んでから社会に出るのじゃ、自分の人生の選択肢が全然変わります!
①ユダヤ人大富豪の教え~幸せな金持ちになる17の秘訣~
本屋さんのビジネス書・自己啓発の棚に必ず置いてある、本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」シリーズ。
この本何がいいって、健さんの経験をストーリー形式で話ながら、
- お金や世の中の仕組み
- お金持ちの考え方やメンタリティ
- 人生を豊かにする法則
などなど、「幸せで豊かな人生を送るために大事なこと」が超まとめらて書かれています。
タイトルの「大富豪」や「金持ち」で避けてる人はもったいないです。
私もそういう一人だったのですが、儲け話やビジネスノウハウを教える本ではありません。
本田健さんとユダヤ人大富豪とのやりとりを通じて、「幸せな人生」や「本当の豊かさ」について学べます。
本当にこの本は学生のうちに読んでおいて欲しいです!
②金持ち父さん貧乏父さん~アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学~
次も、本屋さんでよく見る「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズ。
これもタイトルや見た目で敬遠されがちなシリーズですね(笑)
これも「ユダヤ人大富豪」シリーズと同じように「幸せで豊かな人生を送るために大事なこと」が書かれていますし、より具体的なお金の仕組みや流れ、働き方の選び方などが学べます。
収入と支出・資産と負債が意味することや関係性など、めっちゃくちゃ大事なのに学校じゃ教えてくれない「お金」のことが山ほど書かれています。
特にキヨサキさんが言う「4種類の働き方」(労働者・自営者・ビジネスオーナー・投資家)の話は本当に目からウロコです。
この本も、ぜひ学生のうちに読んでおいて自分の進路や働き方を考える材料にして下さい。
③ソース~あなたの人生の源は、わくわくすることにある。~
この「ソース」という本は、前2冊と少し趣旨が変わって、自分の個性や才能を最高に生かすための方法がまとめて書かれています。
その方法というのが自分の心から沸き起こる「わくわく」の力を信じるというもの。
今まで学校で教えられてきた常識や大人の理屈をすべて覆してくれる最高に刺激的な1冊です!
また、「ソースの車輪」という考え方を使って、自分の人生のどの分野もバランスよく充実させる方法も書いてあり、読んでいるだけでワクワクしますよ。
【時代をつかめ!】これからの社会の生き方指南書3選
次は、比較的最近発売されている、これからの生き方指南書のおすすめ本です。
読書において、古典を読むのはとても大切で、大事なエッセンスは全て古典から学べると私は思ってます。
ただし、今の世の中の仕組みや流れは古典には書いてないですし、いくら昔の賢い人でも想像できないほど現代は「超スピード変革社会」になっています。
そんな世界で今から自分らしく生きていくための武器になる考え方・スタンダードを学べる3冊を選びました。
①14歳から社会学~これからの社会を生きる君に~
まずは、私が高校生の時に出会ってめちゃくちゃ影響を受けた本が「14歳から社会学」です。
作者の宮台真司さんは社会学者であり、社会学が扱う「世の中の仕組み」や「性や家族システム」、「政治と法律」、「生死」などのカテゴリーを、分かりやすく説明してくれます。
この本は2008年に初版が出版され、変わりいきつつある世の中で人間はどうやって生きていくのか、という「根本的な人間の生き方」を社会学を通じて教えてくれます。
宮台真司さんおすすめのSF小説・映画を紹介してくれたり、巻末には本で使われた重要用語をまとめてくれていたり、とっても親切です。
これからの社会を考えるうえで必要な基礎を学べるおすすめな1冊です。
②これからの世界をつくる仲間たちへ
次は、落合陽一さんの「これからの世界をつくる仲間たちへ」です。
この本は2016年に発売された本なのですが、21世紀を生き抜く知恵がぎっしり詰まってます。
「魔法の世紀」・「再魔術化」・「魔法をかける人」・「魔法をかけられる人」といった印象的なフレーズがあるのですが、これら全て「コンピューター」と「インターネット」がもたらした21世紀の大情報革命を表す言葉です。
IT分野での技術開発が進み、AIの進化で「シンギュラリティ」(※人工知能が人間を超える瞬間)がいつ訪れてもおかしくない今の世の中で、人間はどうやって生きていけばいいのか、コンピューターやAIたちとどうやって共存していくのか、ということが書かれています。
最初読んだ時は「頭がついていかない…」って思ったんですが、2016年から2017年、もうすぐ2018年、と時間が過ぎていくほどに、落合さんが言っている「魔法の世界」に近づいているのをひしひしと感じるようになりました。
ぜひこの本を読んで、「魔法をかける人」として現代社会を楽しくクリエイティブに生きていってください!
③革命のファンファーレ~現代のお金と広告~
最後は、今めちゃくちゃ激アツなキンコン西野さんの「革命のファンファーレ」です。
本ブログ「ちりつも」でも今まで2回西野さんのことを記事にしたのですが、とにかく「すごい!!」
なにがすごいって、本気でこの世界を変えようっていう熱が伝わってくるし、「好きなことを仕事化するしか道が残されていない時代」っていうのをまさに目の前でやってのけているんです。
私は25歳で「革命のファンファーレ」を手に取ったけど、もしこれが18~20歳の時だったらと思うと、

先生やるにしても、全然別のキャリアを歩んでいただろうなあ。
って思います。
さきほど紹介した「これからを生きる仲間たちへ」とも通じる話がたくさんあり、まさにこれからを生きる人たちのスタンダードな考え方・生き方を指南してくれています。
以前書いた記事に、詳しく西野さんや「革命のファンファーレ」のことが書いてあるので、気になった方はぜひ読んでみてください!
【勇気をもらおう!】心震えるメッセージであふれる本4選
ここからは後半戦です。
今からは、熱いメッセージや気づきを与えてくれる一言、ふとした時に読み直したくなる心の処方箋になるおすすめの4冊を紹介します。
①小さいことにくよくよするな!
この「小さいことにくよくよするな!」は、心がもやもやするたびに手に取る本です。
この本によれば、人生のルールはたった2つ。
- 小さいことにくよくよするな。
- すべては小さなことだ。
こんな単純明快なルール他にあるでしょうか!
人生を心穏やかに楽しく生きていくためのヒントとなるお話が100こ、1つの話が1~2ページでサクッと読める形式で書かれています。
私たち人間の心は、少しのことを大事にとらえたり、ちょっとしたミスを許せなかったりすると、せわしなく深刻な状態にはまりこんでしまいます。
そこから、一歩距離をとってリラックスするために、とても役立つ本です。
私のお気に入りの話は、
- 頭で悩みごとの雪だるまをつくらない
- 死んでも「やるべきこと」はなくならない
- 1年たてば、すべて過去
- 人生はテスト。ただのテストにすぎない。
- 「モア・イズ・ベター」という考え方を捨てる
- 今日が人生最後の日だと思って暮らそう
などなど。
タイトルだけでも面白そうでしょう??
ぜひ、疲れた時やふと自分を振り返りたい時に活用してみてください。
②強く生きる言葉
次は、「芸術は爆発だ!!」で有名な岡本太郎さんの名言集の1つ。
1ページに1つ、岡本太郎さんの言葉が書いてあるのですが、胸に深く突き刺さるものばかり。
人間にとっての成功とはいったい何だろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、
努力したかどうか、ではないだろうか。
引用:強く生きる言葉
人生、即、絶対的な闘いなのだ。
それは絶え間のない、永遠の冒険だと言ってもいい。
引用:強く生きる言葉
孤独感をもっているのはキミだけじゃない。
人間全部が孤独感をもっている。
引用:強く生きる言葉
一所懸命、キミ自身の勉強をして
高い人間性を目指せば、それでいいんだ。
引用:強く生きる言葉
自分という人間をその瞬間瞬間にぶつけていく。
そしてしょっちゅう新しく生まれ変わっていく。
エネルギーを燃やせば燃やすほど、
ぜんぜん別な世界観が出来てくる。
引用:強く生きる言葉
こんな風に、岡本太郎さんの言葉は、ズバッと本質を射抜くような鋭さと人間そのものに対するあたたかい優しさを感じることができる言葉がたくさんあります。
読めば読むほど、岡本太郎さんのすごさやかっこよさが伝わってきて、かなり「生き方」や「考え方」を伝染されると思ます。
③道をひらく
次は、かの有名な「パナソニック」の生みの親である松下幸之助さんの「道をひらく」シリーズです。
ビジネス書の棚に並んでいるのを見たことがあるんじゃないでしょうか?
この本も、「小さいことにくよくよするな!」と同じように、1つのテーマにつき1~2ページで書かれていてとても読みやすいです。
松下幸之助さんの柔らかな口調で、「人間の生き方」、「仕事への取り組み方」、「社会の繁栄」などについて書かれています。
私の1番好きなページは「一陽来復」です。
ひろい世の中、長い人生、いつも心楽しいことばかりではない。
何の苦労もなく何の心配もなく
ただ凡々と泰平を楽しめれば
これはこれでまことに結構なことであるけれど
なかなかそうは事が運ばない。
ときには悲嘆にくれ、絶体絶命
思案にあまる窮境にたつこともしばしばあるであろう。しかし、それもまたよし。
悲嘆のなかから、人ははじめて人生の深さを知り
窮境に立って
はじめて世間の味わいを学びとることができるのである。
頭で知ることも大事だが
身をもって知るということが何よりも大事。
塩の辛さはなめてみてはじめてわかる。
知るということにも、いろいろあるのである。窮境に立つということは
身をもって知る尊いチャンスではあるまいか。
得難い体得の機会ではあるまいか。
そう考えれば、苦しい中にも勇気がでる。
元気がでる。
思い直した心の中に新しい知恵がわいてでる。
そして、禍を転じて福となす、つまり一陽来復
暗雲に一すじの陽がさしこんで
再び春を迎える力強い再出発への道が
ひらけてくると思うのである。引用:道をひらく
この本のいいところは、全く押しつけがましさがなく、すうっとメッセージが自分の中に入ってくることです。
誠実に人生と向き合ってきた松下幸之助さんだからこそ、こんな風に書けるだろうなと思います。
【悩みの種とおさらば!】人間関係にまつわる本4選
最後のテーマは人間関係!
すべての悩みは人間関係って言われている今の時代、人間関係をより円滑にしたいですよね。
人間関係構築に関わる大切な考え方やスキルを学べるおすすめ本を4つ紹介します。
①自分の小さな「箱」から脱出する方法
まずは、「自分の小さな『箱』から脱出する方法」です。
これ、初めて読んだの休職に入った後だったんですが、

自分は、この「箱」にはまってたんだ!!
だから苦しかったし孤独感を感じてたんだ…
もっと早く知りたかったよーーーー!!!
まさに、ひと昔前の私に読ませてあげたい本でした。
この「箱に入る・出る」という考え方なのですが、一言で言うと「自己欺瞞に陥っている状態か否か」ということを物語形式で説明してくれています。
この「箱」こそがすべての人間関係のトラブルの源で、外交や戦争などの大きな社会問題も、もとをたどればこの「箱」に入った人がいるからで起きます。
外国の本なので、翻訳の関係やなじみのない設定で読むのが難しいと感じるかもしれませんが、ぜひ「箱」の理論をマスターして人間関係を考えるヒントにしてください。
②2日で人生が変わる「箱」の法則
これは、さきほど紹介した「自分の小さな『箱』から脱出する方法」の続編である「2日で人生が変わる『箱』の法則」です。
何が違うかっていったら、「イラスト」と「図」が多くて分かりやすく、前作だけでは理解が不十分な部分を補ってくれます。
ただ、この続編も、翻訳の関係やなじみのない設定が多いので、読み込みにくいところはありますが、前作と一緒に読むことで、「箱」の理論がより明確に分かると思います。
③嫌われる勇気
次は、心理学の本の中では、異例のロングヒットを記録した「嫌われる勇気」です。
「すべての悩みは人間関係の悩み」というのもこの本で広まりましたし、「アドラー心理学」が再注目され、次々と関連本やイベントがでました。
果てには月9のドラマにもなって、もはや1種の社会現象になりました。
アドラー心理学は、勇気の心理学です。
あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。
いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。
引用:嫌われる勇気
すなわち、「自由とは、他者から嫌われることである」と。
引用:嫌われる勇気
人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。
そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。
引用:嫌われる勇気
人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。
過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。
引用:嫌われる勇気
アドラー心理学は「今のこの瞬間」に着目して、どんな選択も自分が選んでしているということを意識するのが特徴です。
私が悩みの多かった思春期の時期に「人から嫌われることこそ、悩みから解放される方法」ってことを知っていたら、また違った人生を歩んでいたなって思います。
ぜひ、「嫌われる勇気」を読んで、若いうちから自分の悩みの根本と向き合う方法を身に着けてください。
④話すチカラをつくる本
ラストは「話すチカラをつくる本」です。
前に1度記事に書いたことがあるのですが、この薄さでこの内容の濃さ!!って感じで本当に無駄なく「コミュニケーションの基本」や「自分の考えを伝える方法」が書かれています。
早い人なら20分ぐらいで読み終われるし、ワンコインで買えるお手頃さ。

学校でこういう「国語」教えてほしかったなあ~。
ぜひ、詳しく書いてある記事があるので、気になった方は読んでみてください。
まとめ

今回は、学生の間に読んで欲しいおすすめ本を紹介しましたが、もう社会人だよ!って人もぜひ読んで下さい。
人間って何で成長するかっていったら「出会い」なんですよね。
知らない人と出会って、新しいことを学ぶ。
知らない土地に行って、新たな自分の一面を知る。
「出会い」ってこういう「人」とか「旅先」のイメージが大きいと思うのですが、「読書」も立派な出会いです。
普段生活している中では出会えないような考え方や意見、知識に出会えるのが「読書」の役目なんです。
そして「読書」の1番いいところは、時間軸も空間軸も関係なく、本の中で作者やその時の時代に出会えるところ。
もう亡くなっている人とも本の中でなら会えますし、タイムスリップしてるって考えたらわくわくしませんか?
ぜひ、若いうちから色んな本を読んで、たくさんの「出会い」を経験してください。
その出会いは必ず、あなたの人生の中で活躍する時がきますよ(*^^*)

読書って、いくつになっても楽しいよねえ。
色んなおすすめ本みたから、なんか読みたくなっちゃたなあ。
久しぶりに本屋さん行ってみよう。