あなたは「OUT IN JAPAN」って活動知ってますか?

http://outinjapan.com/
「OUT IN JAPAN」とは、日本のLGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティにスポットライトを当て、市井の人々を含む多彩なポートレートを様々なフォトグラファーが撮影し、5年間で10,000人のギャラリーを目指すプロジェクトです。
個人、団体、企業、自治体等との連携を通して、WEBサイト・展覧会・写真集などを展開し、身近な存在としてのセクシュアル・マイノリティを可視化させ、正しい知識や理解を広げるきっかけとしていきます。
セクシュアル・マイノリティにとってカミングアウトは段階的なものであり、ひとりひとり、そのタイミングや方法は違います。カミングアウトをしないという選択をする人もいます。「OUT IN JAPAN」では、カミングアウトをしたいと願い選択する人を、やさしく受け止め応援できる社会づくりを目指しています。
自分がセクシュアルマイノリティであることを「写真」でカミングアウトをし、セクシュアルマイノリティが身近な存在であることを広めていくプロジェクトです。
以前書いたブログでも紹介してあるので、よかったら見てください。
昨日、12月3日…
目次
ついに!広島に!
「OUT IN JAPAN」が
きたーーーーー!!!

私、自分が撮影会に参加できるって分かってから、もうずっとわくわくしてて、何してるときも

何着て写真撮ってもらおう…
シャツ?ジャケット?ん~。
って頭の片隅で考えてながら過ごしてきました(笑)
しかも、今回は「OUT IN JAPAN」と一緒に「広島城のレインボーライトアップ」という素敵なLGBT啓発運動も行われ、ほんとに広島どしたんだ!?ってぐらいすごいことになりました。
今回は「OUT IN JAPAN」の撮影の一部始終と素敵な仲間との出会いをシェアします。
リーガロイヤルホテルにて
今回の撮影会場はリーガロイヤルホテル!


うわ~…本物だあああ
パネルがあるだけですでに感動(´;ω;`)

受付を済ませると、「OUT IN JAPAN」の主催者「グッド・エイジング・エールズ」のフライヤーが置いてありました。

認定特定非営利活動法人 グッド・エイジング・エールズ
わたしたちは、「グッド・エイジング・エールズ」という団体名には、2つの願いを込めています。
1つは、LGBTとよばれる、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを含むあらゆるセクシュアル・マイノリティの人たちが、自らのセクシュアリティに引け目を感じず、社会の偏見を越え、自分らしく伸びのびと、歳を重ねていく、、そんな生き方を送れる世の中になることを願っています。
そして、もう1つは、LGBTの仲間同士、そして、セクシュアリティに関係なく、LGBTもそうでない人も、お互いを讃えあい、成長していこう、エールをお互いに送り合おう、という意味も込めています。
もうすでに数名の人が、お話していたり、メイクをしてもらっていたりしていて、非日常空間にどきどきわくわくでした。
すると、スタッフの方から、まずは衣装合わせをしましょうと言われ、

衣装合わせ??って何??
って感じで言われるがまま違う部屋に行きました(笑)
まずは衣装合わせ
受付の横の部屋が「衣装合わせ」と「撮影場」で、

ど~ん!

ど~ん!!

衣装もいっぱいあって、スタイリストさんもいて、本当びっくりしました!
私は、白Tシャツにジーパンというシンプルな恰好だったので、アウターを貸してもらうことにしました。

でも、こっちの上着もいいな~…
って悩んでたら、スタイリストさんがささっと近くに来て下さって、

こっちの上着のほうが、ニット帽とも合うし、かわいいよ!

ってこんな感じで鏡見ながら、衣装合わせしてくれました。
もう、気分だけは芸能人。

もらえないかな?(笑)
下心丸出しでつぶやいてたら、なんと私が借りたアウターはスタッフさんの大事な私服でした!

大事に着よう!
衣装が決まったら、次はメイクです。
メイクタイム
普段メイクなんて眉毛描くぐらいしかしないので、衣装合わせ以上にどっきどきでした。


普段見たことがない量のメイク道具にびびっていましたが、メイクさんがとっても優しくて、

私も普段全然メイクしない時あるし(*^^*)

私に合わせてナチュラルにメイクして下さいました。

普段こんな風に色んなことを人にしてもらうことってないんで、すごく新鮮でくすぐったかったです。
いざ!撮影!
撮影場に移動すると、



ああ!レスリー・キーさん!!!
本当にこんなすごい人に撮ってもらうんだ…
ひゃああああ~!!
![]()
レスリー・キー(Leslie Kee、紀嘉良[1]、1971年4月5日[2] – )はシンガポール出身の写真家。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。浜崎あゆみやレディー・ガガ、松任谷由実、安室奈美恵など多数の芸能人を撮影したことなどで知られる写真家で、アート、ファッション、ドキュメンタリー、広告、CDジャケット、PV映像監督などの撮影を中心に日本・ニューヨーク・アジア圏で活躍している。名古屋ビジュアルアーツの特別顧問も務める。
レスリー・キーさんはこの「OUT IN JAPAN」のプロジェクトにずっと参加している超有名カメラマンで、名だたる有名人のジャケット写真や写真集など数多くの作品を手掛けている方です。
自分の番が来るまでは、他の人が撮影を見ながら待たせてもらっていたのですが、みんな表情作るの上手!!
レスリーさんが出す指示に従って、あれよあれよと素敵な写真が出来上がっていきます。

うわ~!!すごい!!!
なんかもう緊張とかより、写真が出来上がっていくのを見るのが楽しくなって撮影を見入ってたら、気づくと自分の番でした。

もう、楽しむのみ!!!

衣装の最終チェックをしてもらい、

レスリーさんとお話したら…
撮影スタート!!

自分はかっこいい顔が(恥ずかしくて)作れないし、「自分らしさ」って言ったらやっぱり笑顔だなって思ったので、終始笑顔で撮ってもらいました。
撮影の雰囲気がすごくあったかくて、レスリーさんが言う通りにポーズをとったり、表情作ったりするの、めっちゃ楽しかったです!!
あっという間に撮影は終わり、自分の写真が出来上がります…


あ!張られた!


なにこれ…めっちゃいい…
すげーかっこいいじゃん!!
我ながら、ほれぼれしました。
写真を眺めていると、自分のことを何も偽らずに表現できる嬉しさがこみ上げてきたのと同時に、この写真が全国の悩んでる人や子どもたちに届くんだなって思ったら、誇らしい気持ちやあたたかい気持ちも出てきて、本当に撮ってもらってよかったなって思いました。
本当に和やかな雰囲気の撮影会だったので、撮影中に前後で待ってた人と仲良くなりました。
そして撮影後、その人とお昼ご飯を一緒に食べに行くことに。
ご飯を食べながら、自分の過去や恋愛のこと、仕事のことなど色んな話をしたのですが、共感できることの多いことったら!!
普段、自分のセクシュアリティや悩んできたことなどを人に話す機会って中々なかったのですが、自分と同じように悩みや葛藤を抱えている人がこんなに身近にいるってことが分かって本当に嬉しかったです。
仕事観ややりたいことも似ていた方だったので、ぜひ今後も一緒に活動したいなって思いました(*^^*)
広島城点灯式&レセプション
今回の企画のもう一つのメインイベント「広島城レインボーライトアップ」を見るために、撮影会参加者はレセプションにも呼んでもらえました。
このレセプションもリーガロイヤルホテルであって、


こりゃまた、すごい豪華だな…
撮影会に参加した方たちと一緒に中継で点灯式を見ました。
さあ、広島城がレインボーにライトアップされます!!
というアナウンスとともに、みんな中継じゃなくて生の広島城が見たかったので、ホテルのトイレに駆け込んで写真を撮りに行きました(笑)


これ…色ついてる??
まだ明るい時間だったので残念な写真しか撮れませんでした(笑)
あたりが暗くなったら、

こんな感じで色がレインボーに変わるようです!!綺麗!!
このレセプションには、撮影会関係者や当事者・支援者以外にも、議員さんなどの行政関係の方やマスコミ関係の方も来られていて、この企画の大きさを実感しました。
また、普段関われない方たちとたくさん会話をすることができて、自分がやりたい「子どもの自然体験」に関することをやっている方や広島で子どもたちにLGBTの啓発をしたいって方とも出会えました。
議員さんとも話ができて、「教育」や「LGBT」について自分の想いを伝えられました。

自分が行動し始めたら、こんなに世界って広がるんだなあ。
今までの自分だったら、出会うことも、会話をすることもないような素敵な人たちとつながっている自分がいる。
それも全部、自分が自分としっかり向き合って、前向いて、行動してきたから。
これまでの自分の葛藤とか悩みはこの場に自分が来るために必要なもので、1つも無駄じゃなかったんだって心の底から思えました。
最後の方に、撮影会とレセプションの感想を全体に向けて言わせていただく機会がありました。
その時に、自分が悩んでいたことや自分のやりたいこと、教育に対する想いなどをきちんと自分の言葉で堂々と語れたのが、自分にとってはすごく大きな進歩で、自信につながりました。
これは休職に入ってから、ブログで自分の想いを表現し続けたことや色んな人に会いに行って話をしてきたことの成果だなって自分でも分かって、本当にここまでよく頑張ったね!すげーかっこいいぞ!って自分を褒めてあげたいです。


こんな感じで最後まで笑顔満開の最高のレセプションになりました。
まとめ
今回、広島で初めて「OUT IN JAPAN」と「広島城のレインボーライトアップ」という大きなLGBT啓発活動が行われたのですが、
まずは、当事者として「自分らしさ」を思いっきり表現できて最高に楽しかったです。
そして、教育に携わる者として1人でも多くの子どもたちや悩んでいる人にこの活動が広がって、「人と違うのって素敵なことなんだよ」、「あなたらしさを押さえつけたり我慢したりしなくていいんだよ」っていう想いが伝わってほしいです。
これも全部、ずっと前から企画を考えてきた広島県セクシュアルマイノリティー協会の人たちやグッド・エイジング・エールズの人たち、行政関係の方たちなど、他にも本当にたくさんの人の尽力・協力があってこその企画です。
こんなに素敵な時間・空間・仲間に出会えたこと、本当に感謝しています。
最高の経験になりました!!
本当にありがとうございました!!
よっ!待ってました!!!